バッテリー式のコードレス電動工具といえば、ドリルドライバーやインパクトドライバーが定番。また、技術の向上でバッテリーの容量や出力が増えたことから、ディスクグラインダー、丸のこ、チェーンソーなどもバッテリー式が増えてきました。
こういった定番のラインナップが充実していくのもうれしいですが、それ以上に心を惹かれてしまうのが、同じバッテリーが使える便利道具。ライト、ラジオ、USB充電器、掃除機、保冷温庫、電子レンジや電動アシスト自転車まで、驚くほど多くの製品が登場しています。
今回紹介するのは、そんな便利道具のひとつとなる、HiKOKI(ハイコーキ)の「コードレスエアダスタ RA 12DA」(実売価格1万2000円前後)です。
HiKOKIの電動工具で使用するバッテリーは36Vや18Vが主流ですが、RA 12DAが使用するのは10.8V。バッテリーを使い回せる電動工具が少ないというデメリットはあるものの、そのぶん重量が軽く、取り回しやすいのがメリット。家庭利用の個人用として考えているなら、手軽に使える点が魅力です。
強力な風でゴミやホコリを吹き飛ばす!
見た目は電動ドライバーと似ており、握った感触も全く同じ。違うのはビットを回転させるのではなく、ノズルから勢いよく風が吹き出す点です。
スイッチを引けば風が出ますが、風量は引く深さによって変化。浅く引けば弱く、深く引けば強くといったように、風量を調整できます。
最大風速87m/sというだけあって、面白いようにイロイロなものが吹き飛びます。扇風機に溜まったホコリや、キーボードの隙間のゴミなどの掃除に使ってみましたが、思わず笑顔になってしまうほどの吹き飛びっぷりでした。
便利に感じたのは、スイッチを素早く2回引くと連続運転になること。スイッチを引き続けなくても長時間使えるため、まとまった範囲を掃除したい場合などに活躍してくれます。ちなみに、連続運転中にもう一度スイッチを引くと停止です。
この連続運転時の風量は、強風と弱風の2段階が選択可能。選び方は、深く2回引くと強風、浅く2回引くと弱風、というのがわかりやすいですね。
吸気口は金属フィルターが付けられており、ゴミが内部に入り込まない仕組み。といってもここが目詰まりしてしまうと機能しませんから、埃っぽい環境で使う場合はこまめに掃除したほうがいいでしょう。マニュアルでは、柔らかいハケで取り除くか、掃除機などで吸引する方法が紹介されていました。
(次ページ:先端のノズルは収納できる、別売のアタッチメントが便利 )
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