Mini-ITXケースとしては余裕があり組みやすさ〇
さっそく、実際に「iCUE 2000D RGB AIRFLOW WHITE」を使って自作パソコンを1台組み上げてみた。本製品はケース構造がユニークなこともあり、一般的なパソコンとは異なる手順を踏む必要も出てくるため、本製品に興味がある人、購入したユーザーの参考になれば幸いだ。
前提として、「iCUE 2000D RGB AIRFLOW WHITE」は上部に電源ユニット配置用のトレイ、底部にマザーボードのI/Oパネルが位置する変則配置を採用している。全体に高さがあるためMini-ITXケースとしては内部スペースは広めではあるものの、電源ユニット用トレイは一旦ネジ止めを外しておいて、最後に再び装着するほうが作業性はいいだろう。なお、トップやサイド、フロントのパネルはツールフリーで簡単に外れるため、こちらも組み立て前にすべて外しておくとスムーズかもしれない。
まずは、ケース内にマザーボードを装着していく。注意すべきなのは、先ほど述べた通りマザーボードのI/Oパネルがケース底面側を向く点だ。一般的なマザーボード配置を90度回転させた形となるため、必然的にビデオカードなどを装着する拡張スロットは背面側に回る。この点が最初に混乱を招きやすいので、しっかり覚えておこう。
マザーボードの装着に関してはケース内の余裕も大きく、この時点ではとくに心配もないはずだ。なお、マザー装着後もバックプレートにアクセスできるよう取り付け部分が開口されており、大型のCPUクーラー装着などは最後に回してもOKだ。
ビデオカードは、小型であれば拡張スロットに挿すだけだが、大型カードを装着する場合はのちのち配線の取り回しが面倒になるため、あらかじめマザーボード側の配線をある程度すませておくことをすすめたい。今回は3スロット厚の大型カードを使用しており、特に取り付けで困る部分はなかった。小型ケースはビデオカードの装着で手間取ることもしばしばあるため、この点は好印象だ。
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