リコーは7月10日、企業独自のAIモデルを簡単に制作できるノーコード開発ツールを開発、無償トライアルを開始した。
Excelで作ったファイルをアップロードするだけ
大規模言語モデル(LLM)を企業が実際の業務に適用するためには、企業固有の用語や言い回しなどを学習させた独自のAIモデルを作成する必要があるが、そのための微調整(ファインチューニング)と呼ばれる工程には専門の知識が必要となり、時間もコストもかかることが問題となっていた。
また、企業秘密や個人データの扱いなどデータの秘匿性に対する不安もAIを導入する障害となっている。
今回発表された開発ツールは、微調整の際に必要となる企業固有の情報を含めた分類情報のサンプルデータをExcelで作成し、アップロードするだけで独自AIモデルを作成することができるノーコード開発ツールとなっている。
本ツールは希望する開発者に向け無償トライアル提供されるほか、7月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される「DX EXPO 2023 夏 東京」に出展しデモンストレーションを公開する。
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