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スマートウォッチ利用率はほぼ全世代で約1割

今や60歳超でも身体状態をスマホ連携して健康管理する時代

2023年07月18日 10時00分更新

現在利用している機器

スマートウォッチ利用率は約1割

 ASCII.jp読者にはガジェット好きが多いと思われるが、広く世代別に見た場合に、機器の利用率はどうなっているのか。NTTドコモ モバイル社会研究所の「健康意識とICT利活用調査2023」(2023年6月)を見ていこう。

 現在利用している機器について調査したところ、スマートウォッチの利用率は約1割。メールや電話、SNSの通知機能など、スマートウォッチには便利な機能が多く、一度利用し始めると手放せなくなるという人は多い。

 なお、体組成計、血圧計の利用率は世代が上がるほど増加し、60~79歳の血圧計の利用率は約6割に上った。

スマホ、タブレット、PCと連携して取得しているデータ(複数回答)

ダイエット、健康管理のためにアプリ活用

 スマホ、タブレット、PCと連携して取得しているデータを調査した結果を見ると、若年層はもちろん、シニア層も意外と連携取得していることがわかる。

 歩数データを連携取得している割合は約4割。ポケモンGOやIngressなど、スマホ向け位置情報ゲームの人気は根強く、読者にも愛好者は多いだろう。特にポケモンGOは、歩数計代わりに楽しんで使っているシニア世代も多い。

 今回の調査結果によると、バイタルデータ(血圧・心拍数・体温など)は男性60~79歳の14.1%が、GPSと連動した運動データ(自転車、ランニング、登山ログなど)は男性15~39歳の12.5%が連携取得している。

 若者からシニア世代まで、ダイエット、健康管理、運動のモチベーションアップなどにアプリや機器を活用する時代となっているのだ。

 筆者もスマートウォッチやスマホのアプリを使って歩数や運動を記録するほか、健康管理などもしている。ひと目で自分の状態が把握できるし、モチベーション維持につながる効果を実感している。計測や運動がなかなか長続きしないという方は、機器やアプリの活用を検討してみてはいかがだろうか。

著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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