ローランドは7月6日、ボス(BOSS)ブランドよりコンパクト・エフェクターの操作感と高品位なギター・サウンドを実現するマルチ・エフェクター「ME-90」を発表した。7月29日に発売する。
マルチ・エフェクター「ME」シリーズの最新モデルにあたり、サンプリングレート48kHz、AD/DA変換24bit、内部演算32bit float(浮動小数点)処理による高品位な音質を実現。作成したパッチ(音色の設定)を瞬時に切り替える「MEMORY」モードと、コンパクト・エフェクターを並べたような、それぞれのエフェクトを切り替える「MANUAL」モードを搭載。8つのフットスイッチとエクスプレッション・ペダルによりプレー・スタイルに合った操作方法で演奏が可能。各エフェクトの状態を示すLEDは、エフェクトのイメージに合わせたカラーで表示され、状況把握をサポート。作成したパッチは本体に36個まで保存できる。
フラッグシップ・モデル「GT-1000」から継承した高品位な11種類の「AIRD」プリアンプと60種類のエフェクトを搭載。エフェクトごとに独立したパラメーター・ノブと8つのフットスイッチを装備し、パラメーター・ノブの操作で即座に音色を調節することが可能。
SEND/RETURN端子が追加され、ほかのエフェクターをME-90のプリアンプの前もしくは後に組み込むことが可能となり、サウンド・メイクの幅がさらに広がる。さらに、アンプやPAなど出力先に応じて出力を切り替える「Gt.AMP/LINE」スイッチ、PCでの音楽制作には欠かせないオーディオ・インターフェース機能などを装備。ライブのほか、録音や練習まで、幅広いシチュエーションに対応。
堅牢性を維持したまま従来モデルより大幅な軽量化を実現して可搬性を高めているほか、エクスプレッション・ペダルは全長を拡大して安定した操作性を実現。電源はACアダプター(別売)と電池(単3形アルカリ乾電池×4本)駆動に対応しており、野外でのライブなど、電源の確保が難しい環境での使用も可能。
価格はオープンプライス。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります