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毎年リピするファンも多し|クア・アイナ「スパイシーバーガー」

1000円超えるが旨い!ピリ辛夏バーガー、これぞ決定版

2023年07月03日 17時05分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

 ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。夏は暑さでアタマがカッカするから、勢いで辛い物を食べてしまいがち。この説明合ってますかね。毎年評判の辛旨ハンバーガーが今年も登場するのでご紹介。

溶岩石にこだわる
ハワイ生まれの「クア・アイナ」

 訪れたのはハンバーガーチェーン「クア・アイナ(KUA`AINA)」。 1975年にハワイ・オアフ島の小さな田舎町ハレイワで誕生したハンバーガー店。日本には1997年に初上陸し、現在、関東圏を中心に現在35店舗出店しています。繁華街で見かけることがありますね。

クア・アイナ 青山本店

 取材では「クア・アイナ 青山本店」におじゃましてきました。縦長の看板がかっこよくて、青山のシンボルマークのひとつです。

 最初に説明すると、今回のハンバーガーはちょっとお高めです。クア・アイナはマクドナルドやロッテリアといった手早く商品が出てくるファストフードのチェーンとは一線を画する、いわゆる“グルメバーガー”。価格帯こそ高いけれど、パティを一枚ずつ人の手で焼くなどこだわりが詰まっています。

スタンダードなハンバーガーが単品910円。ちょっとリッチな価格帯

 特徴のひとつは“溶岩石”を使用したグリル。

 溶岩石ってどういうこと……? 気になりますよね。そこで、特別に厨房を見学させてもらいました。

普通のグリルのように見えますが

 パッと見、網焼きの普通のグリルですが、網の下には溶岩から削り取った小さな石がびっしりと敷き詰められています。溶岩石に火を当てることで、輻射熱で包み込むようにしてパティをジューシーに焼き上げることができるんですって。炭火焼に近いイメージですね。

こちらが溶岩石

 溶岩石のコンディションや、パティを置く位置でも熱の伝わり方が変わってくるので、店員さんがひとつひとつ加減を見極めてパティを焼き上げてくれます。

 実際に厨房に入ってみて驚いたのはその熱気。溶岩石を使用するからでしょうね、厨房はまるでハワイの暑さのようでしたよ!

夏限定
スパイシーバーガー

 そんなクア・アイナが毎年、夏に発売していて好評なのが「スパイシーバーガー」。今年も7月5日から販売開始されます。特別に、事前にいただいてきました! やったね!

「厚切りモッツァレラ スパイシーバーガー」単品1390円

 数種類の野菜と5種類のスパイスをじっくり煮込み、仕上げにフレッシュなトマトと甘味のあるセミドライトマトを加えた特製の「スパイシーソース」と、溶岩石グリルで焼き上げた牛肉100%のパティの旨みが楽しめるハンバーガー。

 日本限定の商品で、今年でなんと10回目の登場。旨辛好きに根強い人気があり、毎年指名で訪れる人もいるほどだそうですよ。

 チーズの種類は「厚切りモッツァレラ」か「厚切りチェダー」「コルビージャック」の3種類から選べます。今回いただいたのは、厚切りモッツァレラを加えた「厚切りモッツァレラスパイシーバーガー」。

 価格は単品で1390円。う~ん、贅沢な価格帯ですね。3種のチーズからどれを選んでも同額です。

カイザーロールをチョイス。ケシの実がたっぷりついています

 バンズが選べるのもクア・アイナの特徴。「カイザーロール」か「ブリオッシュ」か「全粒粉」の3種から選べます。 今回はカイザーロールをチョイスしました。カイザーは噛みごたえのあるやや硬めの生地で、香ばしいケシの実がたっぷりついています。

トマトケチャップのように見えるところがスパイシーソース

 パティは、レギュラーで3分の1ポンド、つまりおよそ150gほど。ずっしりとした重みがあり片手で持つのはあやういほど。両手でしっかりつかんでいただきましょう!

 大口でガブッとかじると、ジューシーなパティの肉肉しさと、トマトのみずみずしさとのハーモニーが心地よく広がります。スパイシーソースには、フレッシュトマトとセミドライトマトを使用していて、野菜の旨みたっぷりなんです。“スパイシー”とはうたっているだけに、香辛料のスパイスはきいているけれど、辛さはそこそこ。辛さレベルが10段階でいうと、1か2くらいの辛さじゃないかな(個人的に)。

噛んだ瞬間なんですが、バーガーが大きくて口元が見えない

 パティがふんわり柔らかく、ハンバーグのお肉みたいなんです。溶岩石でじっくり焼いているからでしょう。余計な水分を落としつつ、脂の旨みは詰まったままです。噛めば噛むほど肉汁がじんわりと広がってきます。

 なるほど、この絶対的に旨いパティを引き立ているのが、トマト感たっぷりでなおかつスパイスもきいたフレッシュなソースなんですね!

 チーズの存在も欠かせません。チーズがなければ「ヘルシーそうなバーガー」で終わってしまいそうなところ、まろやかなチーズのコクが足されることで、ヤミツキな味わいに仕上がっています。

 「厚切りモッツァレラ」はミルキーさが抜群でした。よりチーズのコクや香りを楽しみたければ「厚切りチェダー」がオススメだそうです。チーズ感をマイルドにしたい場合は「コルビージャック」がいいとか。

見てください、この肉厚さ

 スパイシーバーガー、辛いというか圧倒的に旨かったです。

 私は普段は辛いものが好きで、卓上にある辛味調味料をなんでもかけたがるタイプなのですが、クア・アイナのスパイシーバーガーは辛さが穏やかだからと言って物足りないことなく、自分でも驚きました。バランスがよくて世界感が完成されているからでしょうね。

1回食べると
リピートしたくなる

 値段は単品で1390円とちょっとリッチだけど、リピートしちゃうのわかる。いろいろな旨辛バーガーがあるけれど、完成度が高いという意味では決定版では。トマトたっぷりのスパイシーソース、おいしいよ~。

ランチセットにはフレンチフライとドリンクが付きます

 スパイシーバーガーは10月3日までの販売予定。クア・アイナでは他にも、本場ハワイ風の「マヒマヒ」(日本名はシイラ)を使用したバーガーなど本格派のメニューも多数。ファストフードではない本格的なハンバーガーが食べたい時に!

 ちなみにクア・アイナでは「コナビール」などハワイのお酒も扱っています。フレンチフライ(ポテト)をつまみにコナビールを飲みたい人もチェックです。ビールの話はまた違う機会にでも書ければと思っています。

クア・アイナのフレンチフライは細切り。「ハワイでは細いポテトが主流なんですか?」とお聞きしたところ、そうでもなくて、店ごとにポテトのタイプは違うそうですね

※記事中の価格は税込み


ナベコ

酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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