パナソニック子会社のパナソニック コネクトは6月28日、OpenAIの大規模言語モデルをベースにしたAIアシスタントサービス「ConnectAI」の活用実績を報告。今後は機能を拡大し、社内データを活用できるシステムへアップデートすると発表した。
社内利用は「想定の5倍」
「ConnectAI(旧称ConnectGPT)」は、日本マイクロソフトがMicrosoft Azure上で提供する「Azure OpenAI Service」を活用し、パナソニックコネクトが2023年2月から、国内の社員1万3400人に提供しているサービス。
当初は「GPT-3.5」でスタートしたが、Azure OpenAI Serviceの対応にあわせて、3月からは「ChatGPT」、現在は「GPT-4」が利用できる。
社内ウェブ・サービスとして開発されていて、社員が利用しやすいようにプロンプトのテンプレートを用意したり、解答に対して5段階で評価をフィードバックできるなどの工夫もされている。
IT・デジタル推進本部 戦略企画部 シニアマネージャーの向野孔己氏によれば、当初は1日1000回程度の利用を想定していたが、現在の利用数はその5倍以上となる1日5800回。ベースとなるモデルの進化にあわせて評価も上がっていて、最新の「GPT-4」の平均評価は5段階で4.1。中でもプログラミングや翻訳といった利用ケースで高く評価されているという。
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