保護者側はiPhoneでもOK!
ファミリーリンクで子どもスマホの利用時間、居場所、課金まで手厚く管理
子どもによる購入・ダウンロード管理も
Google Playでの子どもによる購入やダウンロードも管理できる。ただし、アプリの更新(アプリの権限が拡大される場合も含む)、保護者が以前に承認したアプリ、ファミリーライブラリで共有されているアプリについては、保護者の承認を得ずにインストールできる仕組みだ。
また、購入の承認が適用されるのは、子どもがGoogle Playの課金システムを使用して購入した場合のみ。ほかの課金システムを使用した購入には適用されない。子どもがインストールしたアプリやアプリの権限をファミリーリンクで定期的に確認するのがおすすめだ。
子どものデバイス上のアプリを確認し、望ましくないアプリは無効にするといいだろう。ただし、プリインストールされているアプリ(Play、Googleなど)は無効にできない場合がある。
約束・ルール、見守りと共に、リテラシーアップを
ここまで説明したように、制限・管理はそれほど難しくない。しかしいくら保護者側で制限しても、子どもがスマホの代わりにゲーム機やタブレットなどでネットやアプリを利用したり、友だちに借りて利用するなど、隠れて使ってしまうケースもある。なぜこのように制限したほうがいいのかという理由についてもしっかりと話し合っておくことが大切だ。
また、これだけではすべてのリスクが防げるわけではないので、普段から子どもの利用について見守ったり、日頃からスマホの利用について話し合って親子でリテラシーを高める工夫も必要だろう。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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