週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

京セラコミュニケーションシステムとマスプロ電工、「Sigfox」を活用した浸水センサーを国土交通省の実証実験で設置開始

2023年06月26日 19時15分更新

浸水センサー

 京セラコミュニケーションシステムとマスプロ電工は、国土交通省が実施する「ワンコイン浸水センサー実証実験」に参加し、IoTネットワーク「Sigfox」を活用した浸水センサーを6月から実証実験に参加するモデル自治体などで設置開始した。価格は1台あたり4290円で、通信費は1台あたり年額550円~。

 国土交通省水管理・国土保全局では、検知情報を集約し浸水情報をリアルタイムで収集・共有する仕組みの構築を目的として、令和4年度より「ワンコイン浸水センサー実証実験」の取り組みを実施。浸水センサーを国・地方自治体・企業等の流域内のあらゆる関係者で連携して設置しているという。

 本センサーは浸水想定エリアに設置することで、国土交通省が提供するアプリケーション画面上で浸水箇所・範囲が把握可能になる浸水センサー。設置工事が不要で、結束バンドなどで簡単に取り付けることが可能。コイン電池でおよそ3年間稼働するため外部電源からの給電も不要となっている。

浸水センサー

浸水センサー検知状況のデモ画面

 今後、京セラコミュニケーションシステムとマスプロ電工は北海道美瑛町、埼玉県坂戸市、京都府南丹市など複数の自治体で本センサーを設置するほか、6月28日~6月30日に東京ビッグサイトで開催される「第2回 地域防災EXPO」で本センサーを展示するとのこと。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります