マネックス証券は6月26日、ChatGPTをビジネスにおいて安全に活用するためのツール 「Crew」の社内利用を開始したと発表した。
Crewはマネックス証券と同じくマネックスグループの子会社であるクラフターの製品。チームのチャット上での会話、説明書類や手順書といった社内文書などを学習することで、繰り返し発生する同等作業や、異動者や採用者のオンボーディングトレーニングを代替できる。また、蓄積された組織内のノウハウを元にチャット上で質問に回答する。
Crewでは、仲間(Crew)が安全に使えるよう、個人情報などのセンシティブ情報を検知し非表 示にすることで会話できるようになっているほか、フィルタリングするNGワードを追加することにより企業ごとに独自の秘密情報を追加できる。企業メールアドレスで簡単に登録でき、チャット画面で質問ができるため、OpenAIにおいて個別に登録する必要がない。また、管理者が詳細な権限を設定でき、情報の制約や切り分けは容易(チャット内容はオープンに共有されるためシステムの知識に明るくない人でもチャットを参照できる)。
想定される利用シーン
・日本語・英語のメールドラフト作成
・新入社員向けのオンボーディングに関する資料の在処探し、各種手続き、追加質問
・説明書類や手順書などの社内文書の作成 ・長文書類に関する要約と質問
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