ゲーム実況はポピュラーな趣味になった!?
コロナ禍は混乱期を経てある程度の落ち着きを見せたようだ。しかしながら数年に及んだ自粛生活ではゲーム三昧、そしてYouTubeで攻略動画を見ているような日々を過ごしていたような人も少なくないだろう。
ゲーム実況動画にドハマリし、やがて『自分でもできるのでは?』と有り余る時間をゲーム実況につぎ込んでいつの間にか配信が新たな趣味になってしまった……なんて人が筆者の友人にいる。
彼はいつの間にかFacebookの友だちよりDiscordでつながっているゲーム仲間のほうが多くなり、ガチの配信ゲーマーへと進化していったのだった。
そんな筆者近辺での一例はちょっとばかり珍しいことかもしれない。実際のところ、それほど簡単にゲーム実況を始められる人はそう多くはないだろう。なんといっても頭を悩ませるのは「配信(録画、編集)を担えるスペックのパソコンはそれなりに高い」ということ。
ゲームプレイ用パソコンはともかくとしても、配信用パソコンも購入・運用するのはなかなか……と二の足を踏む要因になる。
そこで筆者が注目したのは、ハイスペックなパソコンが必要ないキャプチャー&ストリーミングユニット、しかも4K@60pパススルー対応の「EZCast CatchU」(型番はEZ-CATCHU-B01)だ。さっそく紹介しよう。
小さくてパワフルなキャプチャー&ストリーミングユニット「EZCastCatchU」
プリンストン「EZCast CatchU」は、4K@60pパススルー対応キャプチャー&ストリーミングユニット。いわゆる外付けのキャプチャーボードで、入力した映像をキャプチャー(録画)し、配信するガジェットだ。
最大4K@30pの入出力に対応し(録画時の画像解像度は1080pとなる)、ゲームのプレイ映像をソースにするだけでなく、カメラなどの映像を取り込むことで、実写が必要なガジェット系動画を撮る際などにも役立つだろう。
なにより、自前のパソコンのスペックにほぼ依存しないハードウェアエンコードがこれ単体でできることが大きなメリットだ。わざわざ録画・配信用のパソコンを購入する必要がないので、動画配信を気軽に始められる。
「EZCast CatchU」でキャプチャーした動画は、配信用のパソコンを使って録画・配信できる。そして同時にUSBストレージへの保存も可能だ。また、スマホの映像をソースとして利用できるので、スマホゲームの実況・攻略動画も配信できる。さらに、マイクやヘッドセットを接続し、自分の実況音声を配信動画に乗せながらの録画・配信も自在だ。
つまり、ゲーム機と外部ディスプレー、そして配信用パソコンとマイクを「EZCast CatchU」に接続すれば、ほぼ即席でゲーム実況配信がスタートできるというわけだ。そしてUSBストレージを接続しておけば「EZCast CatchU」だけで録画可能だ。
これは少数派かもしれないが、解説や講義の動画で「勉強系YouTuber」を目指す人や、大学や塾の講師などで動画を作成したいという人も、「EZCast CatchU」に手持ちのパソコンとカメラ、マイク、そしてプレビュー用の外付けディスプレーをつなげば、自らの解説を音声込みで録画できる。
そして「EZCast CatchU」は、動画配信に使われる定番アプリである「XSplit」「OBS Studio」「QuickTime」「FaceTime」「MiraPlug App」など幅広く対応していることも大きなメリット。これらのアプリについては、先達の配信者たちが使い方を詳説したTIPS動画をアップしてくれているからだ。それらを参考にすれば、さほど苦労することなく自力で動画配信を始められるだろう。
「EZCast CatchU」は、プリンストンダイレクトの直販価格で2万4800円(税込)。高めの完全ワイヤレスイヤホン程度の出費にはなるが、撮影動画のエンコード作業を「EZCast CatchU」に任せられるので、録画配信に使うパソコンのマシンパワーは強力である必要がない。
配信するくらい本気でゲームプレイする人は、周辺機器の購入でもお金が飛んでいくもの。だからこそ、動画用に数十万のパソコンを追加購入せず、「EZCast CatchU」1台で済ませられるのはじつにありがたいところだ。
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