ダークウェブに個人情報が漏れたらアラートしてくれる機能がある
今回の投稿者さんのように『ダークウェブなんて一般人の自分には関係ない』と思っている人は少なくないかもしれません。しかし、Twitterに登録されているようなメールアドレスは「生きているメールアドレス」として、サイバー攻撃者たちの格好の餌食となってしまいます。
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もちろん、アカウント情報に利用されているメールアドレスとパスワードがセットで漏れていれば、パスワードリスト攻撃によって不正アクセスの被害に遭う可能性もあります。
ダークウェブに漏れてしまった自分のユーザー情報は、速やかに変更もしくは削除するしかありません。しかし、Twitterの件は報道があったから自覚することができたものの、「ユーザー情報がダークウェブに漏れた!」ということをどうやって察知すればいいのでしょうか。
たとえば、発売開始したばかりの「マカフィー プライバシー&アイデンティティガード」には、メールアドレスや銀行口座など個人情報がダークウェブに流出した場合に通知してくれる「IDモニタリング」機能、そして流出後に発生するさまざまな問題への対処を専門家が肩代わりしてくれる「ID復旧サポート」機能が搭載されています。
これらは、マカフィーが定期的にダークウェブの情報を調査していることで実現されている機能です。
実際、流出が発生してからニュースなどで報じられたり、ユーザーに連絡が届いたりするまでに数ヵ月かかることも珍しくありません。流出した個人情報を使った詐欺行為やサイバー攻撃はその数ヵ月の間に実行されてしまうでしょう。ですから流出発生からユーザーに一報が伝わるまでのタイムラグを極力短くすることは、被害の軽減に役立ちます。
こうした機能から通知が届いたら、間髪入れずアカウントのパスワードなどを変更、場合によってはアカウント削除といった対応を取ることで、被害を最小限に抑えられます。
また、子どもや祖父母など自ら対処することが困難な人たちの個人情報が流出してしまった場合でも、専門家がサポートしてくれるので、何もできず次々と悪用されてしまう事態は避けられます。
ウカウカしていると、スパムメール、フィッシングメールが急増してしまったり、不正アクセスの被害に遭ってしまったりすることになりますから、ぜひ利用していただきたい機能です。
今回の投稿者さんは、ダークウェブを利用した悪意ある攻撃が決して他人事ではないことを、大量のフィッシングメールを受け取ることによって実感したようです。
さすがにTwitterのアカウント情報は変更した後だとは思いますが……もし、まだなら、すぐさま変更するべきでしょう。またヒヤリとする事件に巻き込まれるかもしれませんよ!
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