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「Bing検索」にChatGPTが搭載! 使い方を解説

2023年06月19日 09時00分更新

ChatGPTの有料ユーザーはBing検索を利用してチャットできる

 今、大ブレイク中の生成AI「ChatGPT」は2021年9月までのデータを使って学習させているので、最新の情報は網羅していない。ChatGPTを検索エンジン代わりに使うのはナンセンスなのだが、最新情報を元にリストアップや文章作成をしてもらいたいこともあるだろう。

 そんなニーズが高まる中、2023年5月にChatGPTがBing検索機能を搭載したのだ。必要に応じて、Bingでネットを検索し、その情報を元に返答する。今回は、ChatGPTでBing検索を使う方法について紹介しよう。なお、ウェブ検索機能は有料契約をしているChatGPT Plusユーザー向けとなる。

 ChatGPT Plusの画面上部には、利用するGPTのバージョンを選ぶスイッチが用意されている。無制限に使えるのは「GPT-3.5」で、ChatGPT Plusユーザーは「GPT-4」も使えるようになっている。ちなみに、「GPT-4」は利用制限があり、3時間ごとに25回しか応答できない。お金を取っているのに、この少なさはひどい。

設定で「Browse with Bing」を有効にする

 ウェブ検索を利用する場合は、まず「Settings」画面の「Beta features」→「Browse with Bing」をオンにする。すると、「GPT-4」のスイッチをクリックしたときにメニューが現れるようになるので、「Browse with Bing」にチェックする。これで、Bing検索を利用できるようになる。

「GPT-4」スイッチから「「Browse with Bing(Beta)」を選択する

 では、本当に最新情報をチェックできるのか確認してみよう。筆者が経営している「原価BAR三田本店」について質問してみる。

自分の店の情報を聞いてみた。緑の数字が出展へのリンクになっている

 ウェブページを読み込むのに意外と待たされるが、その後は情報をまとめてくれた。内容も問題なし。現在はランチを休んでいるとか、ディナーの客単価などもばっちりだ。

出展をクリックしてみると、食べログのページが開いた

 店のホームページ以外に、食べログなども検索しているようだ。出典は文章の途中に小さく緑の数字が付いているので、ポインタを合わせると確認できる。リンクになっているので、クリックすれば参照元のページを開くことも可能。

 URLを入力して、中身を読ませることも可能。例えば、長いウェブ記事を読む時間がなく、要点だけを知りたいというときに、ChatGPTに要約してもらうことができる。

 試しに、筆者が書いた記事を要約させてみると、こちらもあっという間に要約してくれた。

URLを入力し、要約するように指示してみた

 「残念ながら指定された時間内にすべての情報を取得することができませんでした。もしより詳細な情報が必要であれば~」のように言い訳しているのも人間らしい。

 複数ページにまたがる記事から、特定の要素を抽出させてみよう。

15個あるはずの拡張機能を7つしか抽出できなかった

 上記のプロンプトを入力してみると、15個あるはずの拡張機能を7つしか抽出できなかった。最初のページに載っている分だけなのかと思いきや、2ページ目も3ページ目もきちんと読んで抽出している。まだ、完ぺきというわけではないのだろう。

 しかし、「拡張機能をすべてリストアップして」と言っただけなのに、きちんと15個必要と言うことを理解し、「記事全体から15の拡張機能を抽出することができず、一部の拡張機能が見つからなかったことをお詫び申し上げます」と謝ってくるのがおもしろい。

 ChatGPT PlusユーザーはBing検索で最新情報を元にチャットしてみてはいかがだろうか。また新しい活用法が見つかることだろう。

 

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