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【現地取材】軽いけど、大画面。15インチMacBook Airの奇妙な感想

WWDCの会場で、初登場のMacBook Air 15インチモデルに触れることができた

 MacBook Airに15インチモデルが登場した。MacBook Airといえば、2008年にスティーブ・ジョブズがマニラ封筒から取り出して見せたイメージが強く、「薄い」「軽い」のが特徴だ。だから、15インチのMacBook Airが登場すると聞いた時、私はその意義について、懐疑的だった。

 しかし、実機を取材してきた今はまったく違う感想を抱いている。

なぜか親しみやすいファミリアな15インチ

 M2搭載のMacBook Air 13インチは、非常にシャープな存在だ。薄く、軽く、高性能。デキるビジネスマンが持っているイメージ。小さくてもM2は、メディアエンジンを搭載しているから動画編集もサクサクできる。

ディスプレーサイズに以外のファクターは、13インチモデルとほぼ同じ

 対して、併売されているM1 MacBook Air 13インチは、非常にリーズナブルで高性能。たとえば、資金に余裕のない学生さんに向いている。M2とM1の差はそれほど大きくない(その前のインテルMacとの差に較べれば、誤差範囲)。多くの人にとってはM1 MacBook Airで十分だ。

 さらに、同じM2を搭載するMacBook Air 15インチは、13インチに較べてもっと間口が広い感じがする。ファミリーで使うとか、それこそ実家のご両親が使うとか。それなりに高性能だし、間違いなくなんでもできる。

 ディスプレーの大きさはちょっと老眼が入ってきても優しいし、家族でリビングで使っていても、シビアな感じがしない。

WWDCのKeynoteでも、iPhoneからのコピー&ペーストが紹介されるなど、間口の広さを強調する演出が効果的だった

 例えて言うなら、地方の実家などで14インチの古いWindowsマシンが使われていたりするのだが(画面が大きく、見やすくて、おそらく安かったのだろう)、あれのリプレイスにちょうどいいのではないかと思うのだ。

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