COMPUTEX TAIPEI 2023レポート

ECSが小型PC「LIVA」の最新作をCOMPUTEXで展示

2023年06月08日 10時00分更新

　COMPUTEX TAIPEI 2023のECSブースで、日本でも人気が高い小型PC「LIVA」の最新作が展示されていた。

LIVAの最新作
LIVA Z5 Plusシリーズ

　LIVA Z5 Plusシリーズは、4Kディスプレーを最大4台まで同時に接続できるミニPCのベアボーンキット。TDP 15Wの第13世代インテルCoreプロセッサーを内蔵し、DDR4-3200 SO-DIMMスロットを2つ（最大64GBまで）、PCIe NVMe Gen 4x4対応のM.2スロットを1つ備える。映像出力はHDMI×2とDisplayport×1で、ネットワークはデュアル2.5ギガビットLANとWi-Fi 6を装備するほか、オプションでインテルvProをサポートする。10月発売予定で日本での販売も予定している。

「LIVA Z5 Plus」。USB4 Gen2x2のType-CポートとM.2スロットを備えるのが大きな特徴

LIVA Z5 Plus（写真下）のサイズは148×120×38.35mmで、LIVA Z3 Plus（写真上）と比べると約30mm横方向に長くなった

2.5インチベイとCOMポート×2を装備する兄弟機の「LIVA Z5E Plus」

「LIVA Z5E Plus」（写真下）はマザーボード直下に2.5インチベイを配置するため、「LIVA Z5 Plus」（写真上）よりも厚みが増している

デジタルサイネージや小売店向けに設計されたファンレスの「LIVA Z5F Plus」。こちらはマザーボードの右横に2.5インチベイを配置。全高を抑えて液晶ディスプレーの裏や自販機内に設置できるようにしている。サイズは242×120×30mm

Mini-ITXベアボーン
「LIVA P300」

　LIVAシリーズはもう1つ新製品がある。それがQ670チップセットを搭載したMini-ITXベアボーン「LIVA P300」だ。サイズは250×200×78.5mmとLIVAシリーズとしてはかなり大型で、LIVAにビデオカードを取り付けたいというユーザーの要望に応えた製品となる。

ビデオカードを搭載できるMini-ITXベアボーン「LIVA P300」。10月発売予定

採用マザーボードの「Q670H7-IS1」。緑色の基板を見ると懐かしさを感じてしまうが、第13世代Coreプロセッサーに対応し、PCIe 5.0対応のビデオカードスロットを備える最新マザーだ

　TDP 65Wの第12世代Coreと第13世代Coreプロセッサーに対応し、PCIe 5.0対応のビデオカードスロットを備える（全長173mmまでのビデオカードを取付可能）。メモリーはDDR5-4800 SO-DIMMスロットを2つ（最大128GBまで）、ストレージはPCIe NVMe Gen 4x4対応のM.2スロットとSATAの2.5インチベイをそれぞれ1つ装備し、映像出力はHDMI2.0、DisplayPort、VGAが各1、ネットワークはインテルの2.5ギガビットと1ギガビットのデュアルLANを搭載する。マザーボードにはほかにもM.2 2230 Key EとM,2 3052 key Bスロットが用意されているので、Wi-FiモジュールとLTE/5Gモジュールを増設可能だ。