グーグルの最新スマートフォン「Google Pixel 7a」を使ってみた。末尾に「a」が付くAシリーズは、端末のコストを抑えた廉価版モデルだ。しかし、仕様は上位モデルと共通する部分が多く、高コスパモデルとして人気を集めている。今回のPixel 7aは、昨年10月に発売された「Google Pixel 7」の廉価版だが、プロセッサーは同じ「Tensor G2」なので、基本性能は同等とも言える。
Pixel 7aが6万2700円(Googleストアでの価格)であるのに対し、上位モデルのPixel 7は8万2500円(Googleストアでの128GBモデルの価格)。Pixel 7aのほうが約2万円も安い。価格差の理由を探るべく、Pixel 7とも使い比べてみた。
なお、Pixel 7aはドコモ、au、ソフトバンクも取り扱っている。各社で購入する場合の価格は、ドコモが7万5350円(「いつでもカエドキプログラム」適用時の実質負担額は3万9710円)、auが6万3860円(「スマホトクするプログラム」適用時の実質負担額は2万2047円)、ソフトバンクは7万9920円(「新トクするサポート」適用時の実質負担額は2万2008円)となっている。
扱いやすいサイズ感だが
ボディーの質感はPixel 7に劣る
Pixel 7aは6.1型の有機ELディスプレーを搭載している。Pixel 7(6.3型)よりもひと回り小さく、横幅は72.9mmに抑えられている。持ちやすさや片手での操作のしやすさでは、Pixel 7aのほうが有利だ。
厚さは9.0mmある。ケースに入れると、やや分厚く感じるサイズ感だ。右側面には音量ボタンと電源ボタン、左側面にはSIMスロットを搭載。SIMは1枚しか挿せないが、eSIMを追加して、2回線を併用することも可能だ。底部にはUSB Type-C接続口とスピーカーを搭載。ディスプレーの上の受話口もメディア用のスピーカーとして機能するので、立体的なステレオサウンドを出力できる。「YouTube Music」を聴いてみたが、音質はスマホの内蔵スピーカーとしては上々と思えた。なお、イヤホンジャックは搭載していない。
背面パネルは光沢仕上げでツルツルとした手触り。Pixel 6以降のデザイン的な象徴とも言えるカメラバーはメタル調で少し出っ張っている。パッと見はPixel 7と同じように見えるのだが、両モデルのガラスパネルとメタルフレームの質感は異なる。Pixel 7aのほうが指紋が付着しやすく、カメラバーも若干チープ感がある。Pixel 7aの安さの理由は材質にあるようだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります