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女の子との田舎暮らしで身も心もスッキリ!?スローライフ恋愛ADV『俺の有休恋物語』をレビュー【前編】

2023年06月07日 20時00分更新

文● 梶井工太郎　編集●ミヤザキ/ASCII

攻略対象となる3人のヒロインがこちら！

天草亜舞音（あまくさあまね）
CV：諏訪彩花さん

　天草家の次女。主人公である章人と同じ年。田舎の町病院で働く看護師。幼少期に章人とよく遊んでおり仲が良かったが、久しぶりに再会した章人に対してなぜか嫌悪感を抱いている。

　空手の有段者で、就職後は空手から離れはしたが、今でも体を動かすために裏山へロードワークに出ている。スポーツ万能だが釣りは不得意。よく近くの湖で釣りをしているがまったく釣れない。

ツンデレ、と言うかほぼツン、というか基本的に喧嘩腰。包容力と胸のサイズが反比例しているタイプ。ツンデレ傾向のキャラは胸部が小さめだと思っていましたが、それは固定観念というものでした。デカくてツンも良いものです

マップ上での下着チラがコチラ。神の視点で覗ける角度から黒い下着がチラリ。というか、下着よりも美脚を眺められる最高の角度なのではないでしょうか

天草響（あまくさひびき）
CV：大森日雅さん

　天草家の末っ子。田舎の大学に通っている大学生。幼少期には主人公を兄のように慕っていた。だらしのない干物系女子。損得勘定で動く現金な子で興味のあることに対してのみ、行動力を見せる。

　動画配信をしているが視聴者数は少ない。東京に憧れており東京に行くことを夢見ているが長女の果南に言えずにいる。

姉妹唯一の小さめタイプ。世の中には、大きいのが好きな方もいれば小さいのが好きな方もいますからね。ゲームにはどんなサイズも必要です。ちなみに筆者は小さめが好きです

神の視点その2。ほぼ丸見え。ストライプ系の下着が確認できますね

天草果南（あまくさかなみ）
CV：西明日香さん

　天草家の長女。幼少期は、章人を本当の弟のように可愛がっていた。天道家の大黒柱で数年前に両親が他界しているため妹の亜舞音と響の母親代わりになっている。両親が営んでいた喫茶店「大都会」の店主でもある。

　しっかりものだが抜けているところもあり天然な一面も。ここ数年は母親代わりとして過ごしてきた影響で、暇な時も家事をしてしまい、趣味といえる趣味がないのが悩みごと。

とにかく胸部がでかい。母性と包容力が顕現した姿なのかもしれません。包容力と胸部の大きさが比例するタイプ

見える面積は少なめですが、色的にも大人っぽい下着を履いているであろうことが伺えますね

1周クリアは9時間ほど。全ルートクリア後もついつい遊びたくなる！

　今回筆者がプレイしたのはPC（Steam）版である。ちなみに推奨構成は以下の通り。

推奨構成
OS	Windows 10 Home
プロセッサー	Intel Core i5-8500 over
メモリー	8 GB RAM
ビデオカード	NVIDIA GeForce GTX 1050 over
DirectX	Version 11
ストレージ	8GB利用可能
サウンドカード	16 bit stereo, 48KHz WAVE file can be played

　御覧いただいた通り、推奨のシステム要件でもそれほど高いスペックを必要としない。またNintendo Switch版でもゲーム内容は同じで、これまでのqureateのゲーム同様、気軽に遊べるゲームとなっている。

　というわけで、筆者も実際にプレイしてみたわけだが、1周目のクリアにかかった時間はおよそ9時間ほど。それもスクショを撮ったり原稿のメモを取ったりしながらなので、普通にプレイする分にはもっと短い時間でクリアできるかもしれない。

ちなみに筆者が1周目のプレイでクリアしたルートは天草家の長女「天草果南」ルート。すべてを優しく受け止める母性あふれた甘やかし上手お姉さんが、最終的に主人公にわがままを言う……、というシナリオが最高にエキサイティングでした。ありがとうございました

　また、クリア後の2周目には所持金を繰り越せ、ゲーム内のショップ（高木商店）にヒロインの好感度が上昇しやすくなるアイテムや大幅に好感度を上昇するプレゼントアイテムなどが並ぶので、それらのアイテムを活用すれば全ルートのクリアやCG回収などにそれほど時間はかからないだろう。

　とは言え筆者の場合、全ルートクリア後でも、いや、全ルートクリア後だからこそ、ついつい継続してプレイしてしまうくらいに、このゲームの世界で呑気に過ごす時間を楽しめた。ヒロインの攻略を一切考えずひたすらメンコバトルだけして遊ぶ時間は、なんだか少し開放された気分で、これも1つの癒やしの形かもしれないなぁなどと考えてしまうくらいには。

　本作は、田舎暮らしのスローライフがゲームのテーマ。我々ゲーマーはついゲーム的な攻略に目を向けがちで、最適解を求めがちである。そういった効率最優先の思考を忘れて、目の前の遊びにただ一喜一憂する時間。これこそがタイパ重視思考に囚われた我々に必要な、スローライフ的時間の使い方なのではないでしょうか。

　などとまとめつつも、全ルートをクリアし全CGを開放してからじゃないと呑気になれないわけですが。悲しきゲーマーの性ですね。