週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

6月開始のUQ mobileの新プランは損か得か 既存ユーザーはどうしたらいい?

2023年06月04日 12時00分更新

既存ユーザーはどうするべきか
新プランに移行すると旧プランには戻れない点には要注意

 6月1日から開始の新プランを見てきたが、これまでの「くりこしプラン +5G」に加入している人は、そのまま継続したほうがベターな場合が多いだろう。通信量が多めの人で、MやLに入っていて、さらに通話定額も追加しているなら「コミコミプラン」がおトクなケースもありそうだが、新プランにすると「くりこしプラン +5G」には戻れないので注意が必要だ。

 少なくとも「くりこしプラン」のSやMのユーザーが「ミニミ二プラン」や「トクトクプラン」に移行してオトクになるケースはほとんどないだろう。

 また、この機会にほかのサービスへの移行を検討してもいいかもしれない。たとえば、povo2.0では4月から「データ追加3GB(30日間)」(1回990円)のオートチャージを開始した。1ヵ月以内に3GBを使い切ってしまう人には有利なサービスではないが、常時月1~2GB程度のユーザーなら、実質的に月990円で利用できる。

 auネットワークがいいのなら、そのほかにもIIJmioやmineo、NUROモバイルなどのMVNOもUQ mobileより安価なサービスを展開している。

新プランの狙いは中容量でのahamo対抗か
auひかりなどKDDIのサービス利用者をメインターゲットに

 今回の新プランで、UQ mobileのKDDIのなかでの位置づけが明確になってきたと思われる。

 「コミコミプラン」ではドコモ「ahamo」対抗、それ以外のプランではauひかりやauでんきなどのKDDIのサービス利用者向けの格安サービスという印象を受ける。メインは「コミコミプラン」で小容量はpovo2.0やMVNOの格安SIM、20GBでは足らない、使い放題を求めるユーザーはメインブランドのauに、と見える。

povo2.0は、基本的には必要になったタイミングでトッピングを購入するスタイルだが、4月からオートチャージも可能になった

 また、KDDI傘下のBIGLOBEモバイルの「donedone」を8月末で終了するなど、サービスの整理も進められているのかもしれない。

 これからUQ mobileに加入するなら、「コミコミプラン」がオトクと感じる人にはオススメと言えるが、そのほかの2プランは自分が加入しているKDDIのサービス次第になるかもしれない。新規の人も既存ユーザーも、よく調べて最良のサービスを選んでほしい。

 

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事