皆さん、こんにちは! 横浜市役所内商業施設「ラクシス フロント」にある、横浜野菜や地産地消の魅力が体験できるお店「TSUBAKI食堂」オーナーシェフの椿 直樹です。
今回もご覧いただきありがとうございます!
前回の記事はこちら。 【連載】希少価値の高い「杉田梅」でいただく「磯子区丼」
※過去の連載記事はこちら: 横浜18区の人とまちがつながるTUBAKI食堂 18区ものがたり
おかげさまで5月の磯子区丼「弥生さんの炊きたてたけのこ釜飯」「梅え鯖かつ丼~梅じそタルタル添え~」は、たくさんのお客様に召し上がっていただくことが出来ました。ありがとうございます。
そして6月は、私たちTSUBAKI食堂のある「中区」になります。皆さまもご存知かと思いますが、「中区」には畑がありません。「畑がない」=「お野菜が採れない」ということです。その畑がない「中区」ですが、それ以外は逆に何でもあります。そしてさまざまなモノ、コトの発祥の地だったりします。
横浜は開港都市というだけあって、その当時は海外からたくさんの西洋野菜が入ってきたそうです。トマト、レタス、キャベツ、カリフラワー、ニンジン、いちごetc. これらが横浜から日本全国へ広がっていったと言われています。また開港150周年を記念して、横浜で初めて作られ、横浜に根づいた西洋野菜を「横濱開港菜」と名付けられました。
その中で「中区丼」では、時期的にもハウスのトマトが美味しくなってきているので、主役を「トマト」にしました。15日までの前半は「フレッシュトマトのタコライス」です!
「トマト」2種を使い分けています。
まずは泉区・横山宜美氏の「サンロードトマト」。宜美さんがずーっと作り続けている味が濃い「サンロードトマト」をピュレ状にし、さらに煮詰めてソースにしました。
そしてもう1種は保土ヶ谷区・山本諭氏の「ソプラノトマト」。こちらはフレッシュさが特徴なので、生のまま刻んでジューシーさが伝わるように。
今回はお味噌汁ではなく、じゃがいもの冷たいスープを添えました。
「中区」は私が料理人見習いの頃を過ごした町です。山下町、山手、桜木町、関内、本牧。楽しいことも辛いことも色々あったけど、やっぱりすてきな町だと思います。
最後になりましたが、「中区丼」の前半は「元街小学校」さんとのコラボになります。
メニュー決めのヒントをいただくために5年生のみんなにアンケートをとりましたが、その中でもやはり
「中区は何でもあるから」
「中区は色んなことの発祥の地なので」
という声も多くありました。肝心のメニュー自体はスイーツ系が多かったです。こちらは7月の「18区丼」がひと休みの際にメニュー化できたらと考えています。
というわけで、色々ある「中区」のタコライスを召し上がりにいらして下さいね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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