6月1日(米国時間)に、マーク・ザッカーバーグは最新のオールインワンVR・MRヘッドセット「Meta Quest 3」を発表した。本機は従来機よりも解像度が高く、より薄型で新しいデザインを採用しているという。価格は128GBモデルで7万4800円だが、同社はさらにストレージ容量が多いモデルも提供する予定とのこと。
Meta Quest 3は従来機よりも高解像度の高いディスプレーとパンケーキレンズを組み合わせて採用している。チップセットはQualcommの次世代Snapdragonを採用。そのCPUはMeta Quest 2で採用しているGPUと比べ2倍以上のグラフィックス性能を有している。チップセットの詳細は、今年の後半に発表する予定とのこと。
Meta Quest 3では、同社の「Meta Relity」の技術により、物理世界と仮想世界をシームレスに融合できるとしている。同社は外向けの高解像度カメラを搭載し、立体視カラーパススルーとパンケーキレンズで、最先端の映像表現に挑んだとしている。
2つの4メガピクセルのRGBカラーカメラ、プレイエリアをより正確に表現する深度センサー、Meta Quest 2と比較して10倍以上の画素数のパススルーなど、さらに一歩踏み込んだ機能を備えているという。
また、Meta Quest 2は6月4日(日本時間)より、128GBモデルは4万7300円、256GBモデルは5万3900円に引き下げることも発表。Meta Quest 2は価格が下がるだけではなく、CPUとGPUのアップデートを実施し、CPUパフォーマンスが最大26%向上し、GPUのスピードが最大19%、Quest Proで最大11%向上する予定とのこと。
Meta Quest 3では、Meta Quest 2のコンテンツと後方互換性があり、500以上のVRゲームやアプリがプレイできる。さらに、Metaは本日この後日本時間2時から実施する「Meta Quest Gaming Showcase」にて、Meta Questプラットフォームに登場する新しいゲームの発表や、アップデート、AAAフラグシップタイトルも紹介するとしている。
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