ゲーム録画・配信用キャプチャーデバイスでおなじみのAVerMediaは「COMPUTEX 2023」にブースを出展。今後発売予定のキャプチャーデバイス、マイクなどを展示していた。現時点では価格はまだ決定していないが、順次日本で販売する予定のこと。そこで今回は初披露した製品を中心に最新情報をお届けしよう。
LIVE GAMER 4Kの新モデルは4K/144FPSをパススルー可能
主力商品であるキャプチャーデバイスで新投入されるのは3製品。まずはキャプチャーカードタイプの「LIVE GAMER 4K 2.1 GC575」。
「究極のゲーム体験をキャプチャーする」をキャッチフレーズにしており、HDMI 2.1入力ではパススルー機能を実装。ゼロ遅延がうたわれている。最大解像度は4Kp144。PCまたはノートPCでコンソールのゲームプレイを録画・ストリーミングすることが可能だ。
発売は9月の予定。価格は現時点では未定だが、前モデルとほぼ同じ価格帯とのこと。ただし日本では円安の影響で、為替レートに応じた調整の可能性があるとのことだ。
続いてはボックスタイプの「LIVE GAMER ULTRA 2.1 GC553G2」。高品質なビデオキャプチャー、ストリーミングが可能なデバイスで、HDMI入力は最大4K144 HDR/VRRまでに対応し、4Kp60ビデオキャプチャー出力が可能。
PS5などのゲーム機、スマートフォン、iPad、デジタルカメラなどの映像を、デスクトップPCやノートPCでキャプチャー、ストリーミングできる。こちらも発売は9月の予定。
こちらはエントリークラスのキャプチャーカード「LIVE GAMER ULTRA HD GC571」。HDMI入力は最大4K60 HDR/VRRまでに対応し、4Kp60ビデオキャプチャー出力が可能。PCI Express 3.0 x1に装着可能で、デバイスドライバーのインストールは不要。手軽に扱えるのがうれしいところだ。
続いてはマイク。切り替え可能な指向性USBコンデンサーマイクロホン「LIVE STREAMER MIC 350 AM350」。オールメタル製の高級感のあるボディーが魅力的で、ゼロレイテンシーモニタリング、AIノイズ抑制機能、内蔵ポップフィルターを備えている。USB Type-Cを採用しているので、PCに手軽に接続できるのも大きい。
新商品ではないが、注力商品として展示されていたのが、オーディオミキサー/クリエイターコントロールセンターの「LIVE STREAMER AX310」。6オーディオトラックの音声ミキシング機能を備え、操作しやすい物理的なノブを採用。情報表示と操作用の5インチタッチスクリーンを搭載しており操作性が良好。ウィジェットも一目で把握できる。
高頻度でソフトウェアアップデートが実施されており、VTuberのアバターの操作を手軽にできるデバイスとして話題になっている製品だ。
キャプチャーデバイス、マイクは動画配信のクオリティーを大きく左右する。特に配信者の方々にとっては、日本での早期発売が待ち遠しい製品群のはずだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります