米国の非営利団体Center for AI Safety (CAIS)は、AIがもたらす危険についての声明(Statement on AI Risk)を発表した。
声明にはOpenAIのサム・アルトマンCEOをはじめ、トロント大学名誉教授ジェフリー・ヒントン氏やGoogle Deep Mindのデミス・ハサビスCEOなど、AI業界に関係する著名人が数多く署名している。
声明の内容は簡潔で、「AI による絶滅のリスクを軽減することは、パンデミックや核戦争などの他の社会規模のリスクと並んで世界的な優先事項であるべき」というもの。
CAISは声明について、AIがもたらすリスクについて議論を拡げると共に、高度なAIがもたらす深刻なリスクを懸念する専門家や著名人が増えているという共通認識を生み出すことを目指し発表したとしている。
AIがもたらすリスクを懸念する表明はCAISが初めてではない。3月にはFuture of Life InstituteがAI開発の半年間停止を呼びかける声明を発表しており、ツイッターのイーロン・マスクCEOが署名したことでも話題となった。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります