週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ギャル語も教えてくれる期間限定コンテンツも

Amazonが「Echo Pop」の発表会、Z世代に向けた最も安価なEchoスピーカー

2023年05月31日 08時00分更新

Echo Pop

 Amazonが5月18日に発表したスマートスピーカーの新製品Echo Popの出荷が始まった。

 スイカのように、球体をスパッと切った半球状の新デザインが特徴的。机の上に置くと、49.5mmのスピーカーが自然に相対し、音楽を高音質に楽しめる。設置面積も10×10cm以下に収めており、ベッドサイドやラックなどさまざまな場所に置くことができる。

Echo Pop

コンパクトサイズながら機能十分、カラバリも楽しい!!

 5月30日には発表会も実施された。この日は、EchoシリーズやFire TVシリーズ向けに、“使えるギャル語”機能を6月30日までの期間限定で提供することも発表。これにちなんで、ゆうちゃみさんがゲスト出演した。また、自身も熱心にEchoスピーカーを使っているというお笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也さんが、相方の屋敷裕政さんと一緒に登壇。Alexa通(アレクサー)として、フリップを使った解説も担当した。

Echo Pop

 Echo Popのターゲットは若者だ。

 Amazonデバイス 事業部長の橘宏至氏によると、この1年、10代、20代のAlexa利用率が特に増加しているという。直近の2022年3月~2023年3月のデータでは18~24歳が53.4%、25~34歳が51.8%と高い伸長率を示している。また、家庭に複数台のEchoデバイスを置くケースも増えている。そこで、Z世代などと呼ばれる若年層をターゲットに、ストリーミング音楽再生などを手軽に楽しめるエントリー機種として開発しているという。

 エントリー機種と言っても、Amazon独自のAZ2プロセッサーを搭載するなど、機能については上位機に劣らない内容だ。既発売の「Echo Dot」と「Echo Dot with Clock」も球体に近い形状で省スペースだが、若干コンパクトになり、より低価格の機種となった。Popという名称を体現するように、カラフルなラベンダーとティールグリーンのカラバリを選べる点もポイントだ。

 一方、Echo Dotとの比較では、温度センサー(室温に合わせてエアコンを動作させるといった応用が可能)など一部の機能が省略されている。とはいえ、ロスレス音源を含む音楽、ポッドキャスト、オーディオブックなどの再生、天気予報やニュースの確認、タイマーやリマインダー、スマート家電機器との連携などEchoシリーズならではの機能は問題なく利用できる。スマートホームデバイスの標準規格「Matter」もサポートする。

 なお、5月18日の発表にもあったように、Alexaは生成AIへの対応を進めている。まずは英語環境からだが、独自の言語モデル(Alexa Teacher Model)を通じたサービスを展開し、音声操作の体験を高めていく。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります