Core i9にGeForce RTX 4080 Laptop GPU搭載の爆速モデル
eスポーツ仕様の超ハイスペックゲーミングノート「Vector GP68 HX 12V」シリーズレビュー
コスパ重視のウルトラハイスペックなゲーミングノート「Vector GP68 HX 12V」シリーズがエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から発売された。インテル Core i9-12900HXとGeForce RTX 4080 Laptop GPUを搭載し、eスポーツでの使用もターゲットにしたモデルで、実売価格が35万円前後とこのスペックにしてはかなりお買い得感の高い仕様だ。
今回は、そんな「Vector GP68 HX 12V」シリーズのゲーミング性能をレビューする。
16インチ240Hz駆動のWQXGAディスプレー採用
まずはスペックから見ていこう。CPUは16コア(8P+8E)24スレッドで、最大5.0GHz駆動のインテル Core i9-12900HXを搭載。加えて、GPUはNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPUとかなりのハイパフォーマンスが期待できる仕様だ。しかもCPU内蔵GPUを無効化してゲーミングパフォーマンスを向上させる「ディスクリートグラフィックスモード」にも対応する。
これだけのスペックを内蔵すると冷却面が心配だが、6本のヒートパイプと高性能ファンを2基搭載した新設計の「Cooler Boost 5」を採用。底面からエアーを取り込み、背面と側面から排気することで、過度な性能低下を防いでいる。
メモリーはDDR5を採用し、型番によって16GB/32GB/64GBから選択できる。ストレージはM.2 NVMe SSD 1TBを搭載し、M.2 NVMe(PCI-e Gen5)専用空きスロットを1つ備えているので、MSI公認サポートの店舗にて増設することが可能だ。
ディスプレーは16インチで解像度がWQXGA(2560×1600ドット)と16:10の縦方向に広いパネルを採用。240Hz駆動とゲーミングディスプレー並みの性能を備えており、敵の動きの視認性を重視するようなゲームには申し分ない仕様だろう。
サイズは357(W)×284(D)×28.55(H)mm、重量は2.7kg。“モバイル”とは言い難いが、普段から持ち歩くのではなくリュックに入れてイベントへ持ち込むという程度であれば、そんなに苦にならないはずだ。
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