週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

オンラインワークスペース「Miro」にて生成AIを活用した新機能「Miro AI」発表

2023年05月26日 18時15分更新

 ミロ・ジャパンは5月25日、「Miro」の機能強化としてAI機能を備えた新機能「Miro AI」を発表した。

 Miroは拠点をひとつにしないあらゆる規模のチームに対応できるオンラインワークスペース。部門や場所を超えたハイブリッドな業務環境にあるチームであっても顧客調査分析や戦略ワークショップ、技術図面作成、顧客中心の製品設計などといった複雑なワークフローを遂行可能な連携を生み出すことができる。

 Miro AIは大規模言語モデルと生成AIを使用し、さまざまなプロセスとワークフローを合理化することでユーザーが製品とサービスをより迅速に市場に投入できるよう支援。プラットフォーム全体でワークフローと機能を最適化し、すべてのメンバーがイノベーションに必要な情報と機能に非同期でアクセスできるという。

 12の機能を備えており、意見やキーワードに基づいてアイデアを生成・要約・分類する機能、テキストに基づいて画像を自動生成する機能やシーケンス図(相互作用図)を使用して複雑なものを瞬時に視覚化する機能などが含まれる。

 セキュリティーとプライバシーを念頭に置いて設計され、MicrosoftのAzure OpenAI Serviceと提携することで企業が安全にAIを活かして大規模な機能構築ができる。また、Miro AIを利用してもプラットフォーム上の管理コントロールは変更されず、企業側の管理者は引き続きアクセスを簡単に追跡・管理・更新が可能。入力データはアウトプットの生成処理中のみ保持され、その後入力データは保存されずMiroに入力された情報はAIの教育には使用されないとしている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります