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日産のコンパクトSUV「KICKS e-POWER」に追加された4WDモデルの実力を新唯が探る!

2023年05月27日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●新 唯(@arata_yui_)編集●ASCII

車内もラゲッジルームも広さは十分
しかし、USBまわりに不満アリ

 テクノロジー的な話はここまでにして、内装を見てみましょう。乗降性は良好で不満はありません。旧型とパッと見た感じで異なるのはプレイスティック式のシフトレバー。E13型ノートで採用されている角ばった形状に変わっています。またグレードによっては、内装の色に変更があるようです。「広さは十分ですね。想像していたよりも若々しい印象を受けます」とは唯さんの弁。

 不満点は試乗車のスマホトレイがワイヤレス充電非対応だったことと、USBが1系統しか用意されていなかったこと。そのUSBもType-Cではなかったこと。「そんなの、アクセサリーソケットにチャージャーをつければ?」と言われそうですが、この位置が奥まっていて、高級な薄型タイプを買うと使い勝手が悪くなりそう。

 後席も広くて十分。乗り降りもしやすく不満はなさそうです。シートベルトのインジケーターの横にはUSB充電ポートが用意されていますが、1系統のみ。個人的にはちょっと不満だったりします。

 コンパクトSUVの中でライバルを圧倒するのが、ラゲッジルームの広さでしょう。以前はシートを倒した際に段差ができていたように記憶していたのですが、フラット化された様子。逆にライバルにあってKICKSにないのが電動でハッチが開閉するパワーゲート。ということで、試乗しましょう。

オフロードや雪道が多いなら
4WDモデルはオススメ!

 唯さんにとって、初めての日産車体験。その第一声は「めっちゃ軽い!」でした。「まずパワフルですね。だからちょっとアクセルを踏んだだけでクルマが進みますね。それに静か。特に低速時の静粛性には驚きますね」と、e-POWERのメリットを感じた様子。「あと、ステアリングも軽いですね。車庫入れとか街乗りがとてもラク」と、軽やかに街を走り抜けます。

 ここでワンペダル動作(e-Pedal)を試してみましょう。初めてのワンペダル動作に唯さんは四苦八苦。慣れた運転手ほど「アクセルペダルを踏み続ける」という動作には違和感を覚えるものです。「エンジンブレーキが強くかかる状態に似ていますね」と唯さんは難しい顔。ですが慣れてくると「確かに街乗りだと便利な気もします」と、評価は一変します。

 筆者的に以前のモデルと今回の4WDを比べると、静粛性と燃費の面で2駆の方が上回る気がしましたが、運動性能などでは確かに4WDの方が楽しい気分。どっちがイイ? と言われると、4WDを選びたくなります。

 「静かでパワフル、そして軽やかな動き。KICKS、いいかもですね」と笑顔の唯さん。そして「ほかの日産車にも乗ってみたい」とも。「今まで乗ってきた、色々なクルマとは全然違うフィーリングなんですよ。それがKICKSだけなのか、それともほかのクルマもそうなのか」とのことなので、ほかの車種も用意しましょう!

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モデル紹介――新 唯(あらた ゆい)

 10月5日栃木県生まれ。ファッションモデルとしての活動のほか、マルチタレントを目指し演技を勉強中。また2022年はSUPER GTに参戦するModulo NAKAJIMA RACINGのレースクイーン「2022 Moduloスマイル」として、グリッドに華を添えた。

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