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ハイイロアザラシの赤ちゃんが誕生しました!

2023年05月15日 10時00分更新

前回の記事はこちら。
熱帯の楽園で悠々と回遊している「アオウミガメ」をご紹介!

※過去の連載記事はこちら:横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記

 みなさん、こんにちは!

 横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がお届けする「生きもの日記」。

 第26回は「アクアミュージアム」でアザラシなどの海獣類やペンギンの飼育を担当している濱本春香がお伝えします。

 シーパラでは2023年4月3日、ハイイロアザラシの赤ちゃんが誕生しました! 元気いっぱいメスの赤ちゃんです。

 産まれた日の写真がこちら!

0日齢の様子

 何か気付いたことはございませんか?

 「ハイイロアザラシ」という名前ですが、「ハイイロ」ではありませんね!

 実は、大人のハイイロアザラシは名前の通り灰色の毛で覆われていますが、生まれたばかりの赤ちゃんはふわふわのクリーム色の毛で覆われているんです。

母親ルーシャ

父親ディーダル(現在はバックヤードで暮らしています)

ふわふわな毛に包まれた2日齢の様子

 このクリーム色の毛は、生後1週間ほどで抜け始め…

10日齢の様子。顔のまわりの毛が抜け始めています

 3週間もたたないうちに、大人と同じ毛に生え変わりました!

16日齢の様子。ほぼ大人の毛に生え変わっています

 生まれたばかりは12kgほどだった体重が、毛が生え変わる頃には、なんと40kgを超えていました!

 この驚くべきスピードの成長は、母親「ルーシャ」の栄養たっぷりなミルクのおかげです。ルーシャは今回が6回目の出産。ベテランお母さんです。

 前肢(前足)を使って赤ちゃんを自分のお腹の方へ誘導し、授乳を促す様子が度々見られました。

授乳の様子

 ルーシャの献身的な子育てのおかげで、赤ちゃんは順調に成長しています。最近は、ホースの水などさまざまなものに興味津々です。

 そんな赤ちゃんは現在アクアミュージアム1階でルーシャと一緒に暮らしていますが、その隣の水槽にはお姉ちゃんアザラシたちも暮らしています。

2007年生まれのイロハ

2017年生まれのワカ

2021年生まれのツネ

 今回の赤ちゃんを含めた4姉妹。

 似ているところ、違うところ、探してみるのも楽しいかもしれません。

 さて、みなさんハイイロアザラシに会いたくなってきましたか?

 実はハイイロアザラシは、日本でシーパラを含めた3園館でしか見ることのできないちょっぴり珍しいアザラシなんです。

 ぜひハイイロアザラシに会いに、横浜・八景島シーパラダイスに遊びに来てくださいね!

横浜・八景島シーパラダイス
公式ウェブサイト:http://www.seaparadise.co.jp

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https://www.keikyu.co.jp/visit/otoku/seapara_kippu.html

文/濱本春香

埼玉県出身。2020年株式会社横浜八景島に入社。
赤ちゃんアザラシと同じく4月うまれ。

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