有機EL・液晶テレビともに23年モデルはパネルを刷新
パナソニック、有機ELテレビフラグシップ「MZ2500シリーズ」など15製品を発表、輝度や色表現力が強化された新パネルを採用
パナソニックは5月11日、4K有機ELテレビ2機種5モデルと液晶テレビ3機種10モデルを発売すると発表した。4K有機ELテレビのフラグシップMZ2500シリーズは、65型と55型の2サイズで展開する。価格はすべてオープンプライス。各モデルの予想実売価格と発売予定日は下記の通り。
有機ELテレビ
「TH-65MZ2500」(65型:52万円前後)7月21日発売予定
「TH-55MZ2500」(55型:37万円前後)7月21日発売予定
「TH-65MZ1800」(65型:40万円前後)6月16日発売予定
「TH-55MZ1800」(55型:29万円前後)6月16日発売予定
「TH-48MZ1800」(48型:27万円前後)6月16日発売予定
液晶テレビ
「TH-75MX950」(75型:53万円前後)7月21日発売予定
「TH-65MX950」(65型:40万円前後)7月21日発売予定
「TH-55MX950」(55型:30万円前後)7月21日発売予定
「TH-50MX900」(50型:19万円前後)6月16日発売予定
「TH-43MX900」(43型:18万円前後)6月16日発売予定
「TH-75MX800」(75型:27万円前後)7月21日発売予定
「TH-65MX800」(65型:20万円前後)7月21日発売予定
「TH-55MX800」(55型:17万円前後)7月21日発売予定
「TH-50MX800」(50型:14万円前後)7月21日発売予定
「TH-43MX800」(43型:13万円前後)7月21日発売予定
MZ2500シリーズの主な特徴
パナソニックによると、22年モデルは音の進化・差別化に力を注いでいたが、23年モデルは有機EL・液晶ともにパネルを刷新したという。
65型と55型で展開する4K有機ELテレビのフラグシップモデルMZ2500シリーズは、有機ELパネル「マイクロレンズ有機ELパネル」を新たに搭載した。マイクロレンズ有機ELはマイクロレンズアレイと凹凸形状の有機EL発光層を一体成型したパネルだ。
一画素あたり数千個のレンズを配列した微細なガラスレンズであるマイクロレンズアレイに、ぴったりとハマるような凹凸形状の有機EL発光層を一体成型したことで高コントラスト化を果たした。
さらに、この新パネルの能力を最大限発揮させるべく、パネル構造も進化している。前モデルLZ2000で採用していたパネル構造に新たに放熱シートをくわえ、バックカバー一体型放熱プレートと合わせて冷却するデュアルメタルヒートレス構造を採用している。
くわえて、独自のパネル制御技術「Bright Booster」もマイクロレンズ有機ELに最適化した制御を組み込むことで進化している。
これらを採用したことで昨年の55LZ1800と比べると、輝度は約2倍に向上したという。また、各サブピクセルの発光性能が向上したことで大幅に色表現力も高まっているとのこと。
また、立体音響システム「360立体音響サウンドシステム+」は、制御アルゴリズムを見直し、音の定位をさらに改善している。
MZ1800シリーズ特徴
65型、55型、48型で展開するMZ1800シリーズは、昨年の上位モデルのパネル「高輝度有機ELパネル」を搭載している。
そのほか、上向きのスピーカー「イネーブルドスピーカー」を搭載した「360立体音響サウンドシステム」を採用している。
MX950、MX900、MX800シリーズ特徴
液晶テレビMX950シリーズは、75型、65型、55型で展開する。液晶モジュールは「ミニLEDバックライト液晶+量子ドット」を採用している。
MX900シリーズは、50型と43型で展開する。液晶モジュールは「直下型分割駆動 高輝度液晶」を採用している。
MX950シリーズ、MX900シリーズはともにパネル制御に、バックライト制御とエリアコントラスト制御PROを合わせた「Wエリア制御」を搭載している。
MX800シリーズは、75型、65型、55型、50型、43型で展開する。直下型高輝度液晶を採用している。
その他の新機能
ゲーム向けの新機能として、2つの音声モードも追加される。セリフとBGMを強調する「ゲーム(RPG)」と足音を強調する「ゲーム(FPS)」の2つだ。どちらも音声メニューからモード選択できるほか、ゲームコントロールボードからも設定できる。
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