5月3日、PCパーツメーカー・GIGABYTE主催のイベント「パソコンで何する?【カスタムPC】でGIGABYTE×ASCIIが夢を叶えます!in 秋葉原」が、LIFORK AKIHABARA IIにて開催された。
自作PCはもちろん、既製品PCのパーツ交換や見た目変更などを含めた“カスタムPC”の楽しみ方を訴求することが目的となる同イベント。日本ギガバイトのメンバーとアスキー編集部員によるトークに加え、ゲストとして登場した声優・歌手のMachicoさんを交えてのPC自作実演などのセッションが実施され、会場には多くの来場者が足を運んでいた。
ディープな話題も続出? カスタムPCテーマ・トーク
オープニングセッションには、アスキー編集部の自作PC担当「ジサトラ」メンバーとGIGABYTEのOKD氏が登場。これまでに多くのPC自作を経験しているメンバーが、カスタムPCをはじめたきっかけ、これからPCをどのように活用していきたいか、といったテーマをベースにトークセッションを実施した。
本格的にPCをはじめたきっかけに関して、アスキー編集部の多くのメンバーは「編集部に入ってから周囲の影響や企画などでカスタムPCに触れ、次第にジサトラへ」というルートを辿ったと回答。
一方で、もっともPC自作歴が長いドリル北村はインターネット以前に隆盛した「パソコン通信」への接続がきっかけであると答えるなど、ベテランらしい貴重な経験を披露した。
同じくPC歴が長いOKD氏は、「学生時代、壊れたPCをごみ置き場で回収してカスタムした」と、こちらも自治体などの条例が厳しい昨今では遭遇困難となったきっかけを回答し、場を盛り上げた。
PCの活用に関するテーマートークでは、マルチモニターやVRと言ったPCゲーム関連の用途が圧倒的多数を占めており、PCゲーム経験の有無について来場者に挙手をうながした際も多くの挙手があるなど、近年のPCゲーム人気の傾向が伺えた。
一方、ジサトラヤヒロは近年流行するVTuberのアバター素材を購入したので使ってみたい、と宣言。サーバー向け超ハイエンドCPUの購入経験が多数あるジサトライッペイは「CINEBENCH R23で50000ptsを達成したい」とベンチマークアプリのスコア追求へのこだわりを見せ、「こういう人がいるから自作は怖いって言われる」と周囲からの突っ込みを受けていた。
思い出のGIGABYTE製品というテーマでは、初めて使用したマザーボードや記事担当としてレビュー使用した製品など、各々が思い入れのある製品を挙げていく。側面に5連ファンを装備したインパクト大のグラフィックスカード「GV-N680SO-2GD」や青い基板を採用していた時代のマザーボード「EP45_UD3R」の話題に花が咲くなど、濃密なセッションとなっていた。
Machicoさんが華麗な手際のよさを見せた「夢PC」自作
午後からのセッションでは、アスキー編集部メンバーとGIGABYTEの渡辺技師、K村氏に加え、ゲストのMachicoさんが登場。ドリル北村と渡辺技師がドスパラチーム、ジサトライッペイとK村氏がTSUKUMOチームとなり、それぞれがMachicoさんの「PCで叶えたい夢」を実現できるPCをその場で組み上げる、というセッションだ。
Machicoさんが叶えたいとしたのは、AI活用、アニメーションや音楽製作、動画編集などクリエイティブ寄りの用途を満たせ、なおかつ「世界にひとつだけの」外観的特徴のあるカスタムPC。それぞれのチームが各ショップ専売のマザーボードを使用したが、CPUは「Core i7-13700」、GPUは「GeForce RTX 4070」搭載カードなど、かなりのハイスペックパーツを揃えてリアルタイム自作に挑戦した。
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