ライカカメラ社は4月28日、「ライカWatch」シリーズの「ライカZM 1」「ライカZM 2」のモノクロームエディション「ライカZM 1 Monochrom」「ライカZM 2 Monochrom」の2モデルを発表した。
ライカWatchは開発から製造までをライカで行なっており、「時間を計測して表示する機器」を意味するドイツ語の「Zeitmesser」に由来する「ZM」を冠している。2022年2月に登場した際は、ごく一部のライカストアで数量限定で販売されたこともあり、熱狂的なライカファンや腕時計愛好家の間で貴重なアイテムとして人気が広がった。この大きな反響を呼んだことを受け、今回モノクロームエディションを発売することになったという。
「光と影の明暗だけで描く」というモノクローム写真の本質に賞賛の意を込めたデザインとなっており、リューズ部分のレッドドット以外のカラーとシルバーのトーンを取り除き、影の濃淡が織り成すハーモニーとディテール豊かなリフレクションの中で絶妙なトーンとニュアンスが際立ち、ミニマルさを極めた美しいカラーリングシンプルながらも奥深さが感じられる製品としている。
反射防止コーティングを施したサファイアガラス製の風防の下にはブラックのロジウムメッキ、ダイヤモンドカット、サンドブラスト加工を施したインデックスと針を配置。文字盤は足も含めて高強度アルミニウムからの削り出し、ストラップには「ライカM11モノクローム」の外装レザーと同じ力強いグレイン(シボ)としっかりとした厚みを感じさせるブラックカラーのカーフレザーを採用。
特許取得のプッシュ式リューズは押し込むと時計が停止してスモールセコンド針がゼロの位置に戻る仕組みになっており、容易に時刻を合わせることができる。また、ライカZM 2にはGMT(グリニッジ標準時)機能とデイ&ナイト表示を備え、2つのタイムゾーンの時刻を同時に確認できる。
両モデルともムーブメントは手巻き(26石、60時間パワーリザーブ付き)。ケース径48mm/厚み14.5mm。50m/5気圧防水。世界の25店舗のライカストアのみの限定販売(日本ではライカ銀座店)にて発売予定。
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