GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載しペンタッチ入力にも対応
デスクトップ並の爆速! Core HXシリーズ採用のクリエイター向けノート「Creator Z17 HX Studio A13V」シリーズレビュー
キーボードはテンキー付きで、ゲーミングノートのようなLEDバックライトを搭載。MSI Centerの「Mystic Light」で点灯方法や色味を調整できる。キーピッチはメイン部分が実測で18.7mm、テンキー部分は同14.9mm。一部キーは狭まっており最初は慣れが必要かもしれない。
タッチパッドは指触り滑らかで、個人的には少し抵抗があるほうが細かな操作には向いているかもしれない。また、本体左右幅のセンターに設置されていて、タイピング時のホームポジションからは少々ずれている。ただ面積が広いのでそれほど気にはならなかったのと、おそらく、クリエイティブな作業をするならマウスを使うと思うので、特に問題にならないはずだ。
タッチパッドの横には指紋認証センサーを搭載。顔認証にも対応しているので、マスク時など顔認証が通らないときは、指紋認証というように使い分けられる。
インターフェースは、Thunderbolt 4 Type-C(USB PD対応)×1、Thunderbolt 4 Type-C(USB PD非対応)×1、USB3.2 Gen2 Type-A×1、HDMI×1、オーディオコンボジャック×1、SDカードリーダーを装備。Wi-Fi 6E/Bluetooth 5.3に対応しているので、インターフェース・無線まわりは申し分ない。また、サウンドは高級オーディオ「DYNAUDIO」とのコラボで開発された高音質サウンドシステムを搭載しており、音の広がりと明瞭感はかなりよかった。
電源は専用のACアダプターで出力は280W。さすがに大きく、持ち運ぶというよりは定位置に設置しておく感じだ。
Core i9+GeForce RTX 4070の実力を検証
さっそく、今回お借りしたCore i9-13950HX+NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU 8GB GDDR6にメモリー64GBを搭載したモデルでベンチマークテストを行なった。電源を接続し、Windowsの電源モードは「最適なパフォーマンス」にした上で、MSI Centerアプリの「User Scenario」で、AIによる最適なパフォーマンスにしてくれる「スマートオートモード」とGPUのコアクロックオフセットを100MHz(※)、ファンブースト状態にした「究極のパフォーマンス」の2種類で計測している。
※手動操作によるGPUコアクロックおよびVRAMコアクロックの調整は動作保証対象外となりますのでご注意ください。
まずは、定番のCPU性能を測る「CINEBENCH R23」から。デフォルトの10分まわしたときの値で、レンダリング一発の場合より低くなる。
結果は、さすがに32スレッドの威力を発揮してスマートオートモードでマルチコアが19670pts、シングルコアで2034pts。究極のパフォーマンスモードだとマルチコアが25817ptsと大きく伸ばしているがシングルコアは2062ptsとそれほど差がない。冷却がいかに重要かわかる結果となった。
続いて、アプリの動作によるベンチマークテスト「PCMark 10」を行なった。こちらはスマートオートモードで7111、究極のパフォーマンスモードで7807とハイパフォーマンスぶりを見せつけている。
3DCGの性能を測る「3DMark」は、DirectX 11対応し解像度の異なるFire StrikeとFire Strike Extreme、Fire Strike Ultraを、DirectX 12対応で解像度の異なるTime Spy、Time Spy Extreme、さらにレイトレーシングのPort Royalを実行した。
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