メルカリは4月26日、愛媛県および岡山市（岡山県）と共同で、家庭内で不要になったものを分別しておく「メルカリエコボックス」1万個とメルカリの発送に使える梱包資材2万個を両自治体内で配布する実証実験を開始することを発表した。
メルカリエコボックスは、家の中に眠っている「もう使わなくなったけれど捨てられないもの」を「見える化」し、一時的に保管しておくための箱。今回の実証実験は、メルカリグループが2022年5月30日の「ごみゼロの日」に合わせて蒲郡市（愛知県）と加茂市（新潟県）で各300個のメルカリエコボックスを配布した実証実験において、74％が不用品を入れ、うち55％がリユースを実施したという結果が出たことを受け、さらに規模を拡大して実施するもの。
今回配布するメルカリエコボックスと梱包資材のデザインは、瀬戸内海に面した瀬戸内4県（岡山県、広島県、香川県、愛媛県）と日本財団による「瀬戸内オーシャンズX」の取り組みの一環として作成したもので、日本財団が提供。両自治体内でのメルカリエコボックスおよび梱包資材の配布を通じて、不要になったものを「捨てる」以外の選択肢を提案することで、市民のサステナブルな行動が定着することを目指す。
本実証では、メルカリエコボックスと梱包資材を愛媛県庁や岡山市東部リユースぷらざはじめ両自治体の公共施設やイベントなどで希望者に配付する。配布個数は、メルカリエコボックスは愛媛県5000個、岡山市5000個。梱包資材は愛媛県1万個、岡山市1万個。いずれもなくなり次第終了としている。
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