ホットスワップでキースイッチ交換可能!
痒いところに手が届くゲーミングキーボードが登場
ゲームも仕事もバリバリこなしたい筆者は、ゲーミング周辺機器にも日々熱視線を送っているのだが、ゲーミングキーボードのような特化型製品についてはライティング仕事に支障をきたす可能性があるため、二の足を踏んでいた。
その主な理由としては、英語配列オンリーのことが多い、キーレイアウトが独特、必要なキーが存在せず入力に特殊な同時押しを強いられる、有線限定になりやすい……などなど複数挙げられる。
ところが、プリンストンのゲーミングブランド「ULTRA PLUS」がクラウドファンディング形式で発売したゲーミングメカニカルキーボード「UP-MKGA75」は、筆者が抱えていた不安・不満をほぼ解決したうえで、かなりの実力を持っていると言うではないか。そこでさっそく使用してみることに。
結論としては、ゲームと仕事の二刀流OKな「大谷サン」系ゲーミングキーボードであることが判明したのだった!
ゲーミングにもビジネスにも!
どちらも重視する人のための「UP-MKGA75」
ゲーミングキーボード「UP-MKGA75」は、幅327.5×奥行136.5×高さ(厚み)41~49mm、重さは約960g。コンパクトなフットプリントサイズなのは、テンキーレスかつ一部の特殊キーのレイアウトを変更しているから。このため一般的なテンキーレスキーボードよりも左右の幅が短い設計になっている、いわゆる「75%キーボード」というカテゴリーに属するキーボードに仕上がっている。
「UP-MKGA75」最大の特徴は、ケース構造に「ガスケットマウント」を採用していること。このガスケットマウントは操作時の静粛性に貢献するとのこと。そして製品ラインナップとして、85キーの日本語キー配列と、81キーの英語キー配列の2種類が用意されているところもポイントだ。
最近では自作キーボード趣味もだいぶ市民権を得ているようだが、さすがにフルスクラッチは……というような人にもおすすめできるのが「UP-MKGA75」の「ホットスワップ対応」機能。
これによってユーザー自身がキースイッチを取り外し交換することが可能となる。ハンダ付けのような手間は不要で、付属のキースワップ用工具(キープラー)を使うことで好みのキースイッチと交換できる。
対応キースイッチは「Cherry MX互換スイッチ」の3pinおよび5pinとされている。お気に入りのキースイッチ製品がある人は、よく使う一部のキーのみ交換しても良いだろう。
なお「UP-MKGA75」に搭載されているキースイッチは「Gateron Pro Silver」。アクチュエーションポイントが1.2mm、キーストロークは3.4mmと、ゲームプレイに適しているのはもちろんのこと、通常の文字入力においても問題の起こらないスペックだ。
ユーザーの指先に直接触れる「UP-MKGA75」のキーキャップは、高価格帯キーボードでよく使われるPBT素材で、文字は昇華印刷仕様。摩耗で文字が見えなくなったり、テカったりしにくくなっている。
なお、[ESC]と[スペース]キーは出荷時に黄色のキートップになっていて、製品のアクセントカラーになっているが、ほかのキートップと同様の黒色も同梱されているので、好みによっては交換してすべて黒色キートップに統一することもできる。
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