坂井瑠星騎手がシリーズ初登場!
さらに今村聖奈騎手もアップデートで追加が決定
ゲーム概要説明の後は、JRAジョッキーの坂井瑠星騎手と、今村聖奈騎手がゲストとして登壇し、トークショウが行なわれた。
坂井瑠星騎手は、昨年10月16日に行われたJRAのG1「秋華賞」をスタニングローズで初制覇。海外にも積極的に遠征し、今年も2月19日に行われたG1「フェブラリーステークス」でレモンポップに騎乗して勝利。若手のエースとして期待されている。
今村聖奈騎手は去年JRA、10人目の女性騎手としてデビュー。7月にはG3のCBC賞にて重賞初制覇を飾り、最多勝利新人騎手賞を受賞した注目の若手ジョッキーとなる。
まず、坂井瑠星騎手は自己紹介を促され、2日前にドバイから帰ってきたばかりで、絶賛花粉症に悩んでいるとコメント。また、お互いの印象を聞かれて今村騎手に対して「かわいらしいな、と思います」と回答し、今村騎手がすかさず「嬉しいです」とシンプルなコメントをし、会場を沸かした。
『Winning Post 10』の印象を聞かれ、坂井騎手は「本当にリアルで、実際の馬に乗っているような感覚になりますね」とコメント。今村騎手は「ジョッキーになる前にこういったゲームをプレイしている時があったのですが、実際に騎乗して似ているなぁ~と思うところもあり、新しいゲームも楽しみです」と答えた。
『Winning Post 10』はプレイされますか?という質問に坂井騎手は「最近はほとんどゲームをやらないのですが、今回はこのように呼ばれたので、絶対にやります」と回答、今村騎手も普段はほとんどゲームはプレイしないが、このような場に呼ばれたし、競馬のゲームには興味があるのでプレイしますと語った。
さらに、『Winning Post 10』には、坂井瑠星騎手がシリーズで初めて登場する。自分のイラストを見て坂井騎手は「怖いぐらい似ています」と答えた。ゲームの中に自分が出ているというのは、どんな感覚ですか?という質問にジョッキーになる前に競馬のゲームをプレイして、そこに出るというのが夢だったので、夢が叶いましたと語った。
そのうえで、「これからも引き続き出させて頂けるように頑張ります。あと、自分の能力がどんな能力になるのか、凄く楽しみにしています」と自分のステータスが気になる様子を覗かせた。
一方、今村騎手は『Winning Post 10』に当初登場予定はなかったが、ゲストとして来られるということで、特別にイラストが用意され公開された。そのイラストについて今村騎手は、競馬の時の髪の毛のぼさぼさ具合、目や眉など凄い特徴を掴んで貰っていると思うとコメント。
そんな、今村騎手はすでに発売されている『Winning Post 10』には現在登場していないが、今回イラストも作られたことで、特別に今後のアップデートで登場することになったと、山口氏の口から明らかになった。
ゲームに登場することになってどう思われますか、という質問に今村騎手は「凄く不思議な感覚です」と語った。
次に『Winning Post 10』の新要素「ウマーソナリティ」にちなんで、今まで騎乗した競走馬の印象に残っている性格、騎乗し易かった馬などを教えて欲しいという質問に坂井騎手は、リスグラシューは普段の馬房から凄くおとなしくて、感情を表に出すタイプではない。一方、ラヴズオンリーユーなどは、馬房に近づくこともないほど気が強い牝馬で、馬が横に来ただけで怒ったり、と同じ馬でも違いがあると回答。
ドバイでも騎乗したレモンポップ号について聞かれると、「本当に従順な馬で、感情を出すタイプではなく、安定して走るタイプですね」と答えた。そういった、性格はどういった時に分かるものなのかという質問には、パドックでの仕草や、馬の目や耳で判断するのだが、触ろうとしたら耳を萎んだりしたら、気が強いんだなと分かるとのこと。
今村騎手は、いろんな馬の性格があると思うのですが、運動会とか緊張しておなか痛くなるタイプは、馬に例えると入れ込んで周りが見えなくなるタイプ。逆に温厚で本当にこの馬は走るのかな、と思うタイプでもレースになったら最後まで一生懸命走ってくれる子もいて、凄く面白いとコメント。
騎乗する際は、自分から寄せていくのでしょうか?という質問には、凄く気が強い子とかはなるべく馬の気持ちを優先して、友達になろうといった感覚で乗ることもある。逆に弱い女の子だったり、自信をなくしている子だったりとかは、乗っている自分がリードして自信を持って乗る。レースによって乗っているときの気持ち、馬に対する姿勢は1レースごとに変わっているのかな、と語った。
また、目指している目標を教えてくださいという質問に、坂井騎手は「海外G1制覇」、今村騎手は「少しでも多くの勝ち星をあげる」という目標をフリップに記した。
国内のG1を勝ち、次の目標として海外のG1制覇を掲げた坂井騎手に、海外と日本で違いは何かありますか、と問われた坂井騎手は海外で乗ることはやはりモチベーションになる。競馬場全体の雰囲気もあるし、海外で乗る時は日本の代表という気持ちで乗る。先日のWBCのような国際大会の刺激も受けている、大谷選手の活躍に刺激を受けた。
年もそれほど変わらないのに、あれだけ海外で活躍していて、物怖じしない感じとか、チームをまとめるている感じが印象に残っている、と語った。
一方、今村騎手は2年目という立場になり、求められることも多くなり、1年目よりも結果を出さないといけない、という自分自身の思いもある。レースにたくさん出させているなかで、結果に上手く応えられないことも多いので、その馬のベストパフォーマンスを発揮できるようにして、少しでも多くの勝ち星を取ることを目標にしている、とコメント。
次に今後、達成したいこと、という質問に坂井騎手は「世界一の騎手」、今村騎手は「有馬記念に勝ちたい」と回答。今村騎手は有馬記念だけは、特別な思いがあるので、今回あげさせて頂きました、とコメント。
一方、坂井騎手は「世界中どこでも飛び回って、当たり前にG1に勝つような、そういうレースに依頼をして貰えるような騎手になりたいな、と思っています」と語った。
加えて、相性の良い馬だったり、乗りこなしたい馬は?と聞かれた今村騎手は、相性が良くない馬は気の強い牝馬とかと回答し、逆に相性の良い馬は気持ちの優しい馬だと思います、と答えた。一方、坂井騎手は性格が穏やかで走るのが速い馬と相性が良いが、苦手意識は特にないので、どんな馬でも乗りこなすようになりたい、と語った。
さらに、記憶に残る馬やレースを聞かれた坂井騎手は、自分が小学生だったときに走っていたディープインパクトが、凄く印象に残っているとコメント。今村騎手は「キズナの武豊さんのダービーが、競馬を好きになった大きなきっかけでもあり、ジョッキーってカッコいいなと思ったのが、そこでした」と語った。
坂井騎手はケンタッキーダービーへの意気込みを聞かれ「まずは、そのような舞台で乗せて貰えるとは思っていなかったので、本当に関係者の方に感謝したいですし、乗せて頂くからには、しっかり結果を出したいなと思っているので、ぜひ応援して頂ければと思います」と答えた。
桜花賞に騎乗予定のある今村騎手に、桜花賞というレースへのイメージと、意気込みを聞かれ「騎乗依頼を頂いたことに、非常に感謝しています。初コンタクトにはなるのですが、しっかりリバーラの持ち味を活かせるように頑張りたいなと思いますし、桜花賞は牝馬クラシック最初のレースで、凄く華々しい、桜もキレイですし、女の子の馬が一生懸命走っているというイメージが小さい頃からありました。一生懸命頑張ります」と語った。
イベントの最後にプロデューサーの山口氏は、『Winning Post 10』は30周年記念作品ということで、いつも以上に開発陣が気合い入れて作り上げて、体験版やすでに本日プレイしている人から凄いゲームだという反響を聞き、頑張ってきてよかったな、と思っています。
これで、競馬の熱を高めて貰って、それを実際に競馬に持ち込んで貰って、より競馬の人気が盛り上がってくれたら、微力ながら競馬の世界に貢献できたかな、と思うのでWinning Postも実際の競馬の方も、両方楽しんで頂けたらと思いますので、そんな橋渡しになるようなゲームになったらいいな、と思っていますので、よろしくお願いします、といって締めくくった。
【ゲーム情報】
タイトル:Winning Post 10
ジャンル:競馬シミュレーションゲーム
販売:コーエーテクモゲームス
プラットフォーム:PC(Steam)/PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch
※Windows版ではPCスペックにより動作する表現が異なります。
※機種によりゲームグラフィックに差がございます。
発売日:発売中(2023年3月30日)
価格:
Steam/PS5通常版:1万780円(パッケージ版/ダウンロード版)
Steam/PS5豪華版:1万6940円(パッケージ版)
PS4/Switch通常版:9680円(パッケージ版/ダウンロード版)
PS4/Switch豪華版:1万5840円(パッケージ版)
CERO:A(全年齢対象)
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