アップルは3月28日、決済サービス「Apple Pay」に後払い機能「Apple Pay Later」を追加した。融資額は最大1000ドル。米国の一部ユーザー限定でサービスを始め、今後数ヵ月以内にすべての有資格ユーザーへ利用を拡大する。
最大6週間まで金利・手数料なしで分割払いが可能
Apple Pay Laterは、Apple Payを使った商品などの購入時に、最大4回までの分割払いを選べる後払いシステム。返済は購入から6週間後までは金利・手数料なしとなる。
ウォレットアプリから申し込むことで利用でき、融資額は50ドル(約6500円)から1000ドル(約13万2000円)。利用状況や返済日程などの確認もウォレットアプリから可能だ。
なお、利用時には返済用のデビットカードをウォレットアプリに紐付ける必要がある。クレジットカードは利用不可。
プライバシーを保護する仕組みも実装されており、マーケティングや広告目的で、アップルが第三者に対してユーザーの取引やローンの履歴を共有することはないという。
対応端末はiOS/iPadOS 16.4をインストールしたiPhoneとiPad。
3月29日現在、Apple Pay Laterは米国の一部ユーザー向けに、オンライン決済とアプリ内購入で使用可能なプレリリースバージョンが提供されている。
同社では今後、利用可能なユーザーを順次拡大する予定だが、日本など米国外への展開については発表していない。
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