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Samsung 980 PROヒートシンクモデルで再検証

PS5の品薄が解消されてきた今こそ見直したい、容量拡張に最適なM.2 SSDの実力

2023年03月29日 11時30分更新

 ようやく品不足が解消され、普通に家電量販などの店頭や通販で購入できるようになったPlayStation 5(PS5)。すでにPS5ゲームタイトルを楽しんでいる人も多いだろうが、すぐに直面するのが本体ストレージ容量の枯渇である。

 PS5は本体に容量825GBのNVMe SSDを内蔵しているが、実際にゲームデータなどに使用できる容量は667.2GBになっている。「グランツーリスモ7」など、ゲームタイトルによっては100GBを超えることを考えると、ストレージ拡張はPS5の購入とともに念頭に置いておきたいポイントだ。

 PS5ゲームタイトルは、本体内蔵ストレージに加え、本体に備わるNVMe対応M.2拡張スロットへ搭載したNVMe SSDにインストール可能になっている。対応するNVMe SSDは、PCI Express 4.0(PCIe4.0)×4インターフェース対応で、シーケンシャルリードが5500MB/s以上推奨と、なかなか高い性能が要求される。

 当然、性能とともにコストもアップするわけだが、今ならPS5の拡張ストレージ向けにヒートシンクを備え、PS5への導入実績が豊富なSamsung「980 PRO with Heatsink」(以下、980 PRO ヒートシンクモデル)が超お買い得になっている。

放熱対策のヒートシンクを標準で装備する「980 PRO ヒートシンクモデル」

なにも手を加えずに、PS5にスッポリと収まるようになっている

ヒートシンクはただの板ではなく、放熱面積を増やすとともに、空気が流れるように空洞構造になっている

 Samsungの最新世代でPCIe4.0対応NVMe SSD最速クラスになる「990 PRO」が投入されたことで、ひと世代前の「980 PRO」シリーズがお買い得になっている。シーケンシャルリード最大7000MB/sという、PS5の拡張ストレージ要件を大幅に超えるリードパフォーマンスを備えているうえ、容量1TB(MZ-V8P1T0C/IT)で1万6000円前後、そしてイチオシ容量の2TB(MZ-V8P2T0C/IT)モデルも2万5000円前後と、この機を逃す手はない価格になっている。

PS5の拡張ストレージ要件

980 PRO with Heatsinkの主要スペック
型番 MZ-V8P1T0C/EC
MZ-V8P1T0C/IT
MZ-V8P2T0C/EC
MZ-V8P2T0C/IT
容量 1TB 2TB
フォームファクター M.2 Type2280
NAND Samsung V-NAND 3bit MLC(TLC)
コントローラー Samsung 自社製 Controller
DRAMキャッシュメモリー 1GB LPDDR4 2GB LPDDR4
インターフェース PCIe Gen4.0×4、NVMe1.3c
シーケンシャルリード 7000MB/sec
シーケンシャルライト 5000MB/sec 5100MB/sec
ランダムリード(QD32 Thread16) 100万IOPS 100万IOPS
ランダムライト(QD32 Thread16) 100万IOPS 100万IOPS
MTBF(平均故障間隔) 150万時間
TBW(総書込容量) 600TB 1200TB
保証期間 5年間保証

 そのうえ、Samsung(日本サムスン)の国内正規代理店となるITGマーケティングでは、PS5の取り付けマニュアルや動画を用意しているのも、うれしいところだ。

ITGマーケティングのPS5取り付けマニュアルは、パッケージのQRコードからアクセスできる

PS5への取り付け方法がわかるウェブページを用意している

分かりやすい動画も用意されているので安心だ

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