誤操作をしにくいプレスコントロールを採用
Ear(2)は、ステムを2本の指で挟むようにカチッと押すと一時停止・再生・スキップなどの操作ができます。Ear(1)では軽くタップする「タッチコントロール」でしたが、「プレスコントロール」に変更されました。「タッチコントロールでは大きな音が聴こえて、それを不快に感じる人がいました。また、間違って触れてしまうこともあります。Ear(2)では、より精緻に反応するように改良しました」(イワンジェリディス氏)
バッテリー持続時間はケース込みで、ANCをオフにした場合は36時間、オンにした場合は22.5時間。ちなみに、Ear(1)は、ANCオフで34時間、ANCオンで24時間なので、最大持続時間は延びましたが、実質的な電池持ちはほぼ同等と考えていいでしょう。なお、イヤホンのみではANCオフで6.3時間、ANCオンで4時間、音楽を再生できます。
充電ケースはUSB Type-Cケーブルで充電できるほか、ワイヤレス充電にも対応しているので、ほかのデバイスに給電できるQi対応スマホなどに載せて充電することも可能。イヤホンはIP54、ケースはIP55の防水・防塵性能も備えています。
より豊かな音になり
カスタマイズの自由度も向上
いち早くEar(2)を借りることができたので、実際に音楽を聴いてみました。
Ear(1)と聴き比べると、音の違いは一目ならぬ一聴瞭然。Ear(2)のほうが音に厚みがあり、異なる音源が明瞭に聴こえて、いい意味で賑やかなサウンドを楽しめます。Ear(1)はやや浅いというか、スッキリとした音質なので、それを好む人もいるでしょうが、Ear(2)はイコライザ機能によって、好みの音質に調整しやすいことも利点。
アクティブノイズキャンセリングは、日常的には「アダプティブ」モードに設定して使うのが良さげ。ユーザーの使用環境に合わせたカスタマイズができるので、より効果的なノイズ除去もできそうです。
Nothing Ear(2)は3月30日発売で、2万2800円。Nothingの公式サイト「Nothing.tech」とKITH TOKYOでは3月23日から先行販売されます。Ear(1)(1万8500円)よりも4300円高いですが、聴き比べてみると、その差額以上の価値があると感じられました。
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