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グーグル、生成AI「Bard」初期アクセス提供開始 日本は対象外

2023年03月22日 12時15分更新

複数のパターンで回答を提案することも可能

 グーグルは3月21日、米国と英国のユーザー向けに生成AI「Bard」の初期アクセスを提供すると発表した。ウェブ検索を補完するサービスという位置付けだが、検索以外の作業にも対応する。

より多くのフィードバックを求めるグーグル

 Bardはグーグルが開発を進めるAIで、大規模言語モデル「LaMDA」の軽量版を利用している。

 生成AI分野で既にサービスを展開するOpenAIの「ChatGPT」と同様、ユーザーが自然言語で入力した指示を基に回答を返すことが可能。たとえば、今年より多くの本を読むためのヒントをもらう、ブログに書く内容を考えてもらうといったことに対応できる。

 またBardの回答は多くの場合複数のパターンが表示され、ユーザーはその中から自分に合った内容を選んで作業を続けられるという。

 今回の初期アクセス提供は、Bardのテストをクローズドな段階からオープンな段階へ移行して利用者を増やすことで、誤答の指摘といった改善点のフィードバックをより多く獲得することが目的だ。

本来は「Zamioculcas zamiifolia」と答えるべきところを「Zamioculcas zamioculcas」と誤答した例

 Bardは専用ウェブサイトでサインアップすることで利用可能となるが、3月21日現在、日本は対象外。グーグルでは米国・英国以外の地域や言語についても、順次対象を拡大するとしている。

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