週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

日本向けの仕様に仕上げたインテルEvo準拠モデル

MSI 初の1kg切りでバッテリー長持ちの理想形ビジネスモバイルPCが登場「Prestige 13 Evo A12M」シリーズ

2023年03月27日 11時30分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から、ビジネス向けモデルとして「Prestige 13 Evo A12M」が登場した。13.3インチのディスプレーを搭載し、MSI史上初の1kgを切る990gの重量、そしてバッテリー駆動時間が21時間以上をうたう、ビジネスモバイルノートPCとしては理想的なモデルだ。そんな本製品をさっそくレビューする。

マグネシウム合金を用いたMSIの本気

 MSIはこれまでも、ゲーミングノートPCだけでなくビジネス向けモデルも数多く展開してきた。だが、海外と日本とではビジネス向けモデルに要求される仕様に違いもあり、なかなか日本向け仕様が採用されることは難しい。そうしたなか、MSIも本気を出して軽量化に取り組んだのが、今回の「Prestige 13 Evo A12M」だ。

 先述の通り、13.3インチのディスプレー(WUXGA:1920×1200ドット)を搭載し、299(W)×210(D)×16.9(H)mmとほぼA4サイズの薄型ボディ。本体にマグネシウム合金を採用したことで、重量は990gと1kg切りに成功している。もちろんアメリカのMIL規格「MIL-STD-810G」に準拠しており、高い耐久性を備えつつ、バッテリー駆動時間は公称最大21時間(Core i7モデルの場合。Core i5モデルは最大23時間15分。測定法はJEITA 2.0準拠)と、軽くて長時間駆動というモバイルノートPCの理想形を実現している。

お借りした「Prestige-13Evo-A12M-079JP」は、マットホワイトのボディ。天板にはゴールドに輝くロゴを配している

ヒンジ側の側面にもゴールドを配し、ロゴが刻まれている

画面は13.3インチで、16:10の1920×1200ドット。フルHDより縦方向に広く、エクセルなどより多くのセルを表示できる。四方のベゼルも細くて目の前いっぱいに画面が広がる感じだ

 CPUは、今回お借りした「Prestige-13Evo-A12M-079JP」だとインテル第12世代Core i7-1280Pプロセッサー(最大4.8GHz)を搭載し、コア数は14(Pコア6+Eコア8)の20スレッド。ほかにもCore i5-1240Pプロセッサー(最大4.4GHz、Pコア4+Eコア8の16スレッド)も用意されている。グラフィックスは、いずれもCPU内蔵のインテル Iris Xe グラフィックスを使用する。

「HDiNFO64」アプリによるシステム情報の表示

 メモリーは16GB LPDDR5で、32GBも選択可能。ストレージはM.2接続のNVMe SSD 512GBで、1TBと2TBも用意されている。無線LANは6GHz帯に対応したWi-Fi 6Eで、Webカメラは207万画素の顔認証に対応し、指紋認証も備える。

ストレージの性能を測る「CrystalDiskMark 8.0.4」での結果。速度的には標準的な仕様だ

Webカメラや顔認証用のセンサーは薄いベゼル内に収められている。Webカメラにはシャッターが備わっており(写真下)、プライベートを物理的に守れる

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう