画像生成AI「Stable Diffusion」などを手がけるStability AIは3月17日、画像を入力すると複数の類似した画像を自動生成する新機能「Stable Diffusion Reimagine」を発表した。
オリジナル画像と類似した全く新しい画像を生成
Stable Diffusion ReimagineはStable Diffusionの新しいClipdropとして追加される。基本的な機能は類似画像生成機能と、小さな画像のアップスケーリング機能の2つだ。
類似画像生成機能はユーザーが入力した画像を参考によく似た画像を生成する機能。例えばベッドの置かれた洋室の画像を入力すると、AIで画像を解析してベッドを置いた別の洋室の画像を生成してくれる。
Stability AIによると、生成された画像はオリジナル(入力した画像)を直接素材として生成したものではなく、オリジナルからインスピレーションを得て生成されたまったく新しい画像だという。
画像のアップスケーリング機能では、小さな画像を入力した際、オリジナルの倍以上の精細な画像を生成することが可能だ。
ただしStable Diffusion Reimagineはまだ不完全な状態で、入力した画像によっては十分な結果が得られないことや、不適切なリクエストをブロックする機能が誤作動する可能性などもあるという。
同社ではユーザーからのフィードバックを求めると共に、今後Stable Diffusion Reimagineのオープンソース化も予定している。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります