国際女性デーに産婦人科医の高尾美穂先生が登場
「女性の健康とApple Watch」がテーマのセッションを開催
全世界のアップルストアで、毎日のように開催されている無料セッション「Today at Apple」。3月8日の国際女性デーには、Apple 丸の内に産婦人科医の高尾美穂先生をゲストにお招きし、「女性の健康とApple Watch」をテーマにしたセッションが開催されました。テレビや雑誌などのメディアを通じて、女性の健康について発信し続ける高尾先生だけに、配信されたセッションにはオンラインでも多くの人が参加し、その人気の高さが伺えました。
セッションでは進行役のスタッフがアップルのスマートウォッチ「Apple Watch」の機能を紹介しながら、そもそもの月経周期のメカニズムや年齢によってどのような変化があるのか、ホルモンと周期の関係などを高尾先生がわかりやすく解説。また先生自身のライフスタイルを交えながら、男女を問わず参考にしたいと思えるようなアドバイスもたくさんしてくれました。
さて、セッションの内容を紹介する前に、まずは女性の健康に関わるApple Watchの機能について紹介します。Apple WatchにはiPhoneのヘルスケアアプリと連動し、月経周期を記録できる「周期記録」機能が搭載されています。iPhoneのヘルスケアアプリでは、妊娠など月経周期のタイミングと長さに影響を与える要因を追加したり、月経の予測やその通知、妊娠可能期間の推定やその通知について、設定することも可能。
最新モデルの「Apple Watch Series 8」と「Apple Watch Ultra」は、皮膚温の計測が可能。この機能を利用することで、睡眠中に手首で測定した皮膚温のデータを用いて過去の排卵日を推定し、月経予測の精度を高めています。
リラックスするときは
「心も身体も解放」するリズムやサイクルが必要
さっそく、セッションの内容をご紹介していきましょう。冒頭、国際女性デーにあわせて「女性が活躍するために大事だと思うこと」を質問された高尾先生、その答えはずばり「頑張りすぎないこと」でした。ときには自分を休ませること、リラックスすることも大切で「持続可能な状態にするには、やりたいことにしっかり注力する一方で、リラックスするときには心も身体も解放するというリズムやサイクルが必要」だと話していました。
また「世の中で本当の意味で平等なのは時間だけ」とも。高尾先生は自宅にテレビを置かず、インターネットとの向き合い方も検索と発信にとどめるなど、「しないことをはっきり決める」ことを意識しているそうです。そうして空いた時間を、読書や睡眠など「チャージする時間に充てている」といいます。
ここでスタッフから、Apple Watchの「睡眠ステージ」機能についての紹介もありました。Apple Watchを利用するためのオペレーションシステム「watchOS 9」から、あらかじめ睡眠時間を設定し、集中モードをオンにすることで、睡眠ステージが記録できるようになっています。
「1日好きなように過ごした残りが眠る時間になっている人が多いけれど、そうではなく、眠るところから24時間をスタートする。すると、睡眠がどういう状態だと1日を快適に過ごせるのか、自分の中で蓄積されていきます。明日を良い1日にするために、今日は少し早く帰ろうって思えるようになります。睡眠って意識しないとおろそかにしがちだけど、1日はずっとつながっているんです」と高尾先生。
また「人が睡眠に興味があるのは、それが自分が意識できない無意識の時間だから」ともいい、睡眠が可視化され、よく眠れた、眠れなかったという自身の感覚との答え合わせができることで、「自分の時間をコントロールしている実感というか、納得していくことが大事」だと話していました。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります