ゲーミングディスプレーを選ぶうえでのポイントはさまざまだが、PlayStation 5やXbox Series X|Sなど、新世代家庭用ゲーム機を活用するうえで大事にしたい要素となる、4K・HDR・高リフレッシュレートの3拍子がそろったものは、そこまで数がない。というより「4Kゲーミングディスプレー」という時点で選択肢は大きく狭まる。現に販売サイトや比較系サイトで「4K」にチェックを入れるだけで、ぐっとその数が減る。
それゆえに、この3つを備えたモニターは貴重な選択肢であり、価格帯も10万円前後からと、慎重に選ばざるを得ない。
今回紹介するFUNAI(船井電機)の「FGM-27F750」は、4K・HDR・144Hzリフレッシュ・レートに対応した27型ゲーミングディスプレーだ。27型というサイズ感ながら、4K解像度であり、家庭用ゲーム機での活用にもうれしいHDRに対応。
さらにシューティングゲームでも使えそうな144Hzリフレッシュ・レートという、少しニッチな需要に応えている印象であるが、さまざまな用途に対応したハイスタンダードな仕上がりになっている。
「FGM-27F750」は、全国のヤマダホールディングスグループ店舗およびヤマダウェブコムにて発売中で、価格は12万9800円となっている。
試用機の主なスペック | |
---|---|
ディスプレーサイズ | 27型 |
パネル | Fast IPS |
解像度 | 3840×2160ドット |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 約10億7000万色 10bit(8bit + FRC) |
輝度 | 400cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
色域(標準値) | DCI-P3 95% |
HDR | HDR10 |
同期技術 | FreeSync Premium |
インターフェース | HDMI 2.1×2、DislayPort 1.4、ヘッドフォン出力 |
高さ調節 | 90mm |
チルト | 下5度/上20度 |
スイベル | 左右20度 |
ピボット | 左右90度 |
なお、「FUNAI」ブランドを展開する船井電機は、ゲーミング界隈においての存在感はまだまだこれからといったところだが、その歴史はブラウン管テレビまで遡るほど古い。ヤマダ電機との協業のうえで日本市場に参入し、テレビなどのAV機器を中心に展開を見せ、2021年に初のゲーミングディスプレーを発売している。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります