freeeは3月9日、新たに子会社「透明書店」を設立し、書店経営を開始することを発表した。4月下旬を目途に、東京都台東区・蔵前に書店「透明書店」の出店を予定している。書店の経営はすべて透明書店が担い、子会社を通じてfreeeが自らスモールビジネスを経営していく。
透明書店は、店名の通りすべてを「透明」にしていく本屋。月々の売上など経営状況から、「従業員を増やした」「備品のための経費が足りない」「棚の向きを変えた」といった日々の施策や出来事まで、包み隠さずクリアに伝えるという。
freee自らがスモールビジネスの経営をすること、そしてfreeeの社員が実際にバックオフィス業務を経験することで、スモールビジネスの実情とそれに取り組むユーザーを理解するとともに、そこで得た体験を自社サービスへ反映する。加えて、書店経営の失敗談や成功体験など経営にまつわる“明け透けな”情報をすべて発信する。
また、透明書店をテクノロジーの実験場として活用し、すでに提供しているfreeeのサービスを活用するだけでなく、未発表のfreeeサービスやChatGPTなどのAI技術も活用し、デジタル化の余地が大きい書店運営にどのような変化を生み出すことができるのか、その過程も情報発信していくという。
■「透明書店」概要
店名:透明書店
出店予定地:東京都台東区寿3-13-14
アクセス:都営大江戸線「蔵前」駅 徒歩2分、都営浅草線「浅草」駅 徒歩6分、東京メトロ銀座線「田原町」駅 徒歩7分
店舗面積:71.55平方メートル
オープン予定:4月下旬
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