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イトーキ、ゲーミングの新レーベル「Daidara」を発表、第1弾のゲーミングチェア「Act Gaming」もお披露目

2023年03月04日 13時00分更新

文● ジサトラハッチ 編集●ASCII

 イトーキは3月3日、ゲーミング市場向けの企画・製造を行うレーベル「Daidara(ダイダラ)」を設立したことを発表。第1弾製品としてゲーミングチェア「Act Gaming」(アクトゲーミング)を発売した。価格は14万9900円。

「Act Gaming」の主なスペック
カラー レッド、ライトグレー
サイズ W67~78×D54~61.5×H113.5~122.5cm(SH42.5〜51.5 cm)
重量 21.6kg
ロッキング角度 20度、肘上下可動幅:12cm、座面スライド幅:7.5cm
素材 ヘッドレスト:PS張地(バイラルオフ)
背:エラストマー樹脂
座:PS張地(バイラルオフ)
背ブラケット:強化ナイロン樹脂
肘当て:発泡ウレタン一体成型
肘受け:強化ナイロン樹脂
脚:アルミダイキャスト
キャスター:ナイロン
生産国 日本

 発表会の冒頭、同社の代表取締役社長 湊宏司氏が登壇。同社の成り立ちから、Daidaraについて紹介を行った。Daidaraは、日本各地で伝承する妖怪“ダイダラボッチ”に由来したレーベルとなる。

イトーキ代表取締役社長 湊宏司氏

Daidaraは、巨人の妖怪ダイダラボッチが持つ献身性、強さを込めたレーベル名、ロゴになっているという

 次にWeb事業統括部の部長である鈴木恵理子氏が登壇し、製品概要を説明した。イトーキは1982年にバーテブラチェアというオフィス向けのチェアを発売。その後、2019年に初めてゲーミングチェアを販売し、同じ年にエヴァンゲリオンとのコラボ製品も発売した。

Web事業統括部 部長 鈴木恵理子氏

既存のゲーミングチェア。中央がエヴァンゲリオンとのコラボモデル

 オフィスチェアも2018年に「Act」と呼ばれるチェアを販売。そのActで培ったデザイン、技術を持った最高級のゲーミングチェアとして開発されたのが、今回お披露目された「Act Gaming」となる。

「Act Gaming」は、アジャスト&アクティブをコンセプトに、ゲームパフォーマンスを高めるための、さまざまな機能を備えている。背もたれは身体にフィットするエラストマー素材を採用し、肩の動きに合わせて動くバックレストを備え、座ったまま後ろを振り向いたりもしやすくなっている。

 座面はスライドシートになっているため、太ももに当たって圧迫感がある場合は、短くするなどの調整が可能。アームは上下だけでなく、前面にもスライドし、自在に調整できる4Dリンクアームとなっている。

アームは非常に柔軟に動く

 また、同社はeスポーツチームの「VARREL」と「TEQWING」、この2チームとサポート契約を結んだことを発表。さらに、全国に販売網を持つヤマダ電機の一部店舗にもAct Gamingが置かれ試すことが可能になる。加えて、発表会会場となったのRED゜TOKYO TOWERの4階にもAct Gamingの展示が開始するとのこと。

 発表会の最後には、サポート契約が発表された「VARREL」のらきょるん氏、「TEQWING」のよっシィ氏が登壇し、Acr Gamingの使用感についてのトークセッションが行なわれた。

らきょるん氏

よっシィ氏

 らきょるん氏は、元々スプラトゥーンをする時は、ジャイロ操作の際、肘が固定しないとやり辛いため前掲姿勢でプレイしていた。しかし、Act Gamingでは、肘置きにコントローラーを置いてプレイできないかな、と思ってやってみたら、ちょうどよい感じだったという。そのため、元々無理な姿勢でプレイしていたのが改善されたという。

 一方、よっシィ氏は長時間座っているとお尻が痛くなってくるのだが、ショールームで初めて座った時から柔らかくて、凄く良かった。また、背もたれにもたれる後傾姿勢で使うことが多く、柔らかくて楽に座っていられるので、ぜひ実際に座ってみて欲しいとコメントした。

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