KDDIは2月27日、通信事業者団体GSM Associationが立ち上げた共通API構築に向けた「GSMA Open Gateway」構想に参画することを発表した。
GSMA Open Gatewayは、アプリケーション開発者などに対して全世界のモバイル事業者ネットワークへの共通的なアクセスを提供するAPIフレームワークを規定するもの。KDDIを含めた21の世界のモバイル通信事業者が参画する。
5G基地局に5G専用に開発したコアネットワーク設備を組み合わせる5G SA (スタンドアローン) に論理的にネットワークを分割することで高速・大容量や低遅延などの利用者の用途やニーズに合わせたネットワークを提供する技術「ネットワークスライス」によるサービス展開や、メタバースでのエッジの利活用などにおいて共通APIの活用をパートナーとともに検討する。
なお、GSMAは2月27日からスペイン・バルセロナで開催される世界最大のモバイル関連展示会「MWC Barcelona 2023」にて、今回の取り組みにおいて開発された共通APIを使用したデモンストレーション展示を実施。そのなかでKDDIは「5G MEC powered XR Digital Twin Store」トライアルも展示する。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります