週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

マイクロソフト承認! M1/M2 Macで「Windows 11」をParallelsで使う方法

2023年02月25日 12時00分更新

マイクロソフトが正式承認し、サポートが充実

 2月16日、「Parallels Desktop」を販売するAlludo(旧社名コーレル)は、M1/M2チップを搭載したMacでWindows 11が使用できる認定ソリューションになったと報告した。マイクロソフトもサポートページで同様の内容を公表している。

 インテル製チップを搭載したMacでは、「Boot Camp」や仮想OSソフトを使ってWindowsを稼働させることができた。しかし、Mシリーズのチップを搭載するMacでは、「Boot Camp」が利用できなくなってしまった。さらに、2021年にリリースした「Parallels Desktop 17」はMシリーズのチップで動作するArm版のWindows 11に対応したものの、マイクロソフトは正式にサポートしていなかった。そのため、Windows 11 Insider Previewを利用する必要があったのだ。

 この度、正式に認定されたことで、両社からのサポートが充実し、ビジネス用途でも安心して使えるようになる。

 最新の「Parallels Desktop 18 for Mac」は、Alludoのサイトから1万400円で購入でき、14日間、無料で試せるトライアル版もある。今回は、実際にM2チップ搭載MacBook AirでWindows 11を稼働させてみた。

M1/M2チップ搭載Macで
Windows 11を起動するための手順

「Parallels Desktop 18 for Mac」をインストールする。トライアル版も用意されている

 まずは、Parallelsの販売サイト(https://www.parallels.com/jp/products/desktop/)で、「今すぐ購入」もしくは「今すぐトライ」をクリックして、「Parallels Desktop 18 for Mac」をインストールする。

「Windowsのインストール」をクリックする

Windows 11をインストールする

 続いて、Windows 11をインストールする。とは言え、標準でWindows 11のインストール画面が開くので、「Windowsのインストール」をクリックするだけでいい。その後は、通常のWindowsインストール画面が開くので、手順に従って操作を進めればいい。

Windows 11を起動できた

 インストールが完了したら、Windows 11が起動する。その後、「設定」→「システム」→「ライセンス認証」をひらき、「Windows 11 Pro」もしくは「Windows 11 Enterprise」のプロダクトキーを入力する。なお、「Windows 11 Home」はサポート対象外となる。

Windows 11のプロダクトキーを入力する

 ものすごく簡単で、まさに1つのアプリをインストールするような感じでMacでWindows 11を起動できるのはとても便利だ。ビジネスでどうしてもWindows 11を使わなければならない、ということもあるので公式な選択肢が増えるのはありがたい。

 仮想OSアプリなので、一部機能が利用できないことがある。例えば、「Android 用 Windows サブシステム」や「Linux 用 Windows サブシステム」、「Windows サンドボックス」、「仮想化ベースのセキュリティ (VBS)」、「DirectX 12」などがサポートされなくなるので注意が必要だ。

 また、マイクロソフトがMシリーズチップ搭載MacでWindows 11を利用するためのオプションとして、「Windows 365 クラウドPC」が紹介されていた。

「Windows 365 クラウドPC」を利用する手もある

 「Windows 365 クラウドPC」は、Windows 11をクラウドサービスとして利用するというもの。ブラウザからアクセスできるので、Macでも利用できる。CPUやメモリ、ストレージなどをカスタマイズでき、料金は月額4210円~となっている。

 

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事