毎月第3日曜日の早朝にオートバックスの旗艦店「A PIT オートバックス東雲」で開催しているモーニングミーティング。2月のテーマは「ロードスター」なのですが、寒い日が続く2月にオープンカーは集まるのでしょうか?
オープンカーは寒いほうがいい!?
数多くのロードスターが早朝に集まった
オープンカー未体験の方は前述のように思われるでしょう。ですが寒い日こそオープンカーの季節。暖房を全開にして幌を開けると、まるで露天風呂に入っているかのような感覚が得られるのです。
というわけで、極寒の早朝からロードスターオーナーが大集合! あっという間に、駐車場がいっぱいになってしまいました。最も多いのは現行のND型。次にNA型、NB型、NC型という順の様子。NA型の人気は本当に根強いですね。
集まったクルマを、もう少しチェックしてみましょう。改造されていらっしゃる方は、ほかの国産スポーツカーと比べて少ない印象。多くの方はホイール交換に留めているようで、マフラーを交換されている方は少数派。ですので、クルマが出入りしてもとても静かです。店舗スタッフに話を聞くと、やはりその傾向はあるそうで、「吸排気までにとどめられる方が多いですね。ロードスターチューニングで多いのは軽量化でしょうか」とのことでした。
もう1つ、他の国産スポーツ系車両と異なるのは、遠方から来られている方が多いこと。都内のイベントであるにも関わらず、中部・近畿地方のナンバーを結構見かけます。「いやいや引っ越しして、ナンバーはそのままなのかな」と思いきや、本当に「夜通しで走ってきました」とおっしゃるからスゴい! ほかの方に聞いても「ロードスターで走るのが好きなんですよ」という声ばかり。ロードスターの魅力は? と尋ねても「走りがイイ」という答えが大半だったりします。
これが他車種オーナーだと、クルマの事についての声を聞くことが多かったりします。クルマ好きは、いじるのが好きな「エンジンオイルが体に流れている人」と、走ることが好きな「ガソリンが体に流れている人」の大きく2種類に分けられるとするなら、ロードスターオーナーは圧倒的に「ガソリンが流れている人」といえるかもしれません。
国産スポーツ系車両の場合、オーナーは20~30代前半という若い人と子育てが終わった50代以上の二極化になりがちで、これはロードスターも同じ傾向でした。面白いのは若いNA型オーナーの方が多いこと。NDではなくNAを選ぶ理由として「レトロな感じが好み」という声も耳にして、今のクルマにはない雰囲気が新鮮に映るのかもしれません。
もちろん長くNAに乗り続けている方も多いのも印象的。マツダもNA型のレストアサービスを始めており、部品も再生産しています。NA型は、まだまだ乗れるクルマなのです。
店舗の前には、マツダ系のカスタムで知られるナイトスポーツのデモカーが展示されていました。大抵はエアロをつけたり、エンジンに大きく手を加えて「やってますなぁ」と感心するチューニングが施されているクルマが展示されているのですが、ナイトスポーツのデモカーは、パッと見た感じ「これ、どこが変わっているの?」と思えるほど。ですが、よく見れば違っていて、さりげなさが実にイイ感じ。この程度にとどまっているのも、ロードスターオーナーの心理を知っているから、なのかもしれません。
イベントは8時30分頃にいったん中締め。記念の集合写真を撮影します。顔を出したくない、という方は参加されないので、写真では人数が少なくなってしまうのは仕方ないところ。でも、多くの方が笑顔をみせてくれました。
次回のモーニングミーティングは86/BRZを予定しているとのこと。AE86も大歓迎とのことなので、オーナー様はもちろんのこと、その車種に興味がある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
次のページでは参加車両すべてを紹介します。
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