グーグルは2月24日、YouTubeで一部のクリエイター向けに実施していた多言語吹替機能の提供範囲を数千人規模に拡大すると発表した。対象のクリエイターが動画に音声ファイルを追加すると、視聴者は好きな吹き替え音声を選んで動画を見られるようになる。
吹替音声の提供はクリエイター頼み
YouTubeでの多言語吹替コンテンツは、これまで一部のクリエイター向けに初期テストが実施されていた。
グーグルによると、初期テストでは吹替音声の再生時間が平均で総再生時間の15%以上を占めたほか、今年1月には毎日200万時間再生を突破。この結果を踏まえて、テスト対象のクリエイターを数千人規模に拡大することにしたという。
クリエイターが多言語吹替仕様のコンテンツを作成する場合、動画投稿時に字幕エディターツールを使って吹替音声のファイルを追加すればよい。ただし、この音声ファイルはクリエイターが自分で用意する必要がある。2月24日現在、YouTubeが提供する自動吹替音声はない。
視聴者が多言語対応コンテンツを視聴する際は、設定をクリックして、表示された吹替言語一覧から聞きたい言語を選択する。選んだ言語をデフォルトの使用言語に設定したり、動画のタイトルや説明文を自動翻訳して多言語コンテンツを検索することも可能だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります