この春大学に進学する人にとって、パソコンはほぼ必須で手に入れたいアイテムに挙げられる。ではプリンターはどうだろう?
筆者的には、新しいPCと一緒にプリンターを導入することをおすすめしたい。プリントなんてコンビニや学校のコピー機ですればいいじゃないかと思うかもしれないが、実は大学生活では意外と紙をプリントする機会が多い。エプソン販売が2019年に行った「大学4年間のプリント実態調査」によれば、大学生が4年間の学生生活で印刷する紙の枚数は7630枚に上るという※。授業の課題、卒業論文、レジュメ、ゼミ、レポート提出など、大学生活は、ある意味最もプリンターを活用する時期でもある。いつでも好きなときに、自宅で気軽に印刷できるのは、大きなメリットになる。
※参考:「【大学4年間のプリント実態調査】大学生活で紙を何枚プリントする?平均プリント枚数は 7,630枚 に! 」
大学生が自宅にプリンター(複合機)を置くことの5つのメリット
大学生が自宅に自分のプリンターを持つメリットは、案外多くある。
1.いつでも好きなときにプリントできる
わざわざ出かけていく必要がない、という以外にも、順番待ちで並んだり、いちいち会計をするといった手間も必要ない。何かのついでに……なんて考えていたのに、いざ外出したら忘れてしまったなんてことも往々にしてある。思いついたときにすぐ実行できる手軽さは、やはり何事にも代えがたい便利さなのだ。
2.プリントコストが安い
ランニングコストに優れたプリンター方式での印刷なら、A4カラー文書で紙代を考慮しても3~5円程度で済む。モノクロだとさらに安いプリントコストになり、やはり自宅のプリンターを使ったほうがランニングコストはかなり安く済む。そのぶん本体購入コストがかかるではないかと思うかもしれないが、先に述べたように大学生活の4年間で7630枚ものプリントを行う前提であれば、十分元は取れると考えていいだろう。
3.プリントだけでなく、自宅でコピーも取れる
友人から借りたノートや、アルバイト先に提出するための身分証など、学生時代は意外とコピーを必要とする機会も多い。これも、複合機タイプのプリンターであれば、自宅で簡単に行える。
また、特に身分証明書のコピーには、自宅のプリンターを利用するがおすすめだ。身分証など個人情報とつながるものを外出先でコピーするのは少し怖いと思えることも。そんなときでも、自宅プリンターなら安心だ。
4.スキャンして紙資料をデジタルデータとして保存できる
プリントとは逆に、紙資料をデジタル化することも可能。図書館で借りた資料本のページ、取っておきたいけど後々邪魔になりそうなカッコいいフライヤーなども、スキャナーでデジタル化してしまえば保存が楽になる。
5.年賀状や写真の印刷も可能
プリンター利用の定番、年賀状や写真の印刷ができるのももちろんメリットのひとつ。いまどきは年賀状も出さないし写真もスマホにあれば十分、と考える人もいるだろうが、プリントされた写真はまた趣が違うものだ。すべて並列に保管されたデジタル写真のなかから、お気に入りの写真だけでもプリントして飾ってたり友人に送ってみると、一層愛着が湧く特別な1枚になる。写真が趣味、という人なら、デジタルで満足せず、ぜひ大判写真をプリントしてみるのもいい。SNSで写真を共有するのとはまた違った意味で「作品」としての愛着を感じられるだろう。
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