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京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.19「デジタル防災とプラットフォーム学」

国土強靱化に欠かせない防災デジタルプラットフォーム構築における課題と将来性をビジネス/技術の両面から議論する京都大学セミナーが開催(3月1日・参加無料)

2023年02月24日 14時00分更新

 京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の方も無料参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として毎月展開しており、その第19回が3月1日(水)に開催される。

【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」

 防災・減災対策のデジタル化については、組織や団体、あるいは業種といった垣根を越えた取り組みが展開されている。国レベルにおいては「防災情報のデータ連携を実現するためのプラットフォームの構築に向けた検討」が進められているほか、官民一体となって防災DXを推進する協議会が設立されるなどの動きが着々と進んでいる現状だ。

 その中で2021年5月に内閣府で取りまとめられた「防災・減災、国土強靱化新時代の実現のための提言」によると、防災デジタルプラットフォームの推進において、通信障害や防災IoTに対応したセンサーや機器などの不足、また各種情報の項目やデータ構造における標準化などに課題があるとされている。こうした課題を解消しながら、被災シミュレーションや災害時のリアルタイムな情報共有などをいかに実現していくのか。我々の日常や人命を守るという大義を持つデジタル防災は、技術的にもビジネス的にもチャレンジングな要素が数多く含まれている分野だといえるのではないだろうか。

 今回のセミナーではこれからの日本および国土強靱化に欠かせないこのデジタル防災の最前線とこれからについて、プラットフォーム学ならではの視点を交えた議論が展開される予定。参加無料で申込はセミナー開催当日の3月1日(水)正午まで受け付けている。

京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.19】イベント詳細

・イベント名:デジタル防災とプラットフォーム学 〜減災・防災に貢献するデジタルツインやAI予測技術の最新事情〜
・開催:2023年3月1日(水)16時45分 〜 18時45分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから

登壇者一覧

東京海上日動火災保険株式会社 dX推進部ビジネスデザイン室 課長
大島典子 氏

 NTTドコモで研修インストラクターやCS業務に従事。2007年にソフトバンクに入社後、新規事業・サービスの立ち上げを行う。「みまもる」をコンセプトに、みまもりケータイ・みまもりGPS・みまもりホームセキュリティ・スマート体組成計等を企画。自ら企画した複数商品でミリオンセラーを達成し収益拡大に寄与。現在は、東京海上日動 dX推進部 ビジネスデザイン室に所属。防災コンソーシアムCOREを企画、設立。

Arithmer 株式会社 先端技術事業部 浸水AI推進部 部長
勝又史郎 氏

 1994年三井海上火災保険株式会社(現:三井住友海上火災保険株式会社)に入社。営業、営業企画部、経営企画部、労働組合専従役員、内閣府(防災)出向等を経験。2022年4月、同社が中期経営計画で新たに掲げた「新ビジネスモデルの創造」の実現に向けて、出資先であるAIベンチャーArithmer株式会社に出向。総務省が所管する「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2022」でプレゼンを行い、準グランプリに入賞。ピッチへの登壇など広く対外的宣伝活動に従事。1972年2月、京都市生まれ。

京都大学 プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター
原田博司 教授

京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台導入されている。

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